先月、あの日本航空墜落事故0812に、ブログで取り上げてた方が多くいらっしゃいました、
坂本九さんが亡くなられて、私はまだ当時9歳、それでも週刊誌等で騒がれ大きなショックを受けたのを覚えています
たしか、生き残った女の子が義手のひらで元気な姿でテレビに現れ、子供の私には衝撃でした
先月、明石家さんまさんが、本当は大阪から東京へのその便に乗る予定だったけど、たまたま一本送らせ助かったということをはじめて知りました
そこから、生きてるだけで丸儲けの言葉がうまれ、むすめにイマルちゃんと名付け、
その話を帰省してた時だったので親に話すと、
その事故をテーマにした映画クライマーズハイがとても良かったと
特にまだ無名だった、滝藤賢一さんの演技がすごかったと
滝藤賢一さんと堺雅人さんの半沢コンビ、この前のゴールデンスランバーでもそうでした
親は映画館で見たけど、あまりにもよくて、父にも勧めて見に行ったと
そして、今回わたしもレンタルしました
原作は、映画半落ちで感動衝撃を受けた横山秀夫さん
これは間違いないと
原作の評価はとても高く、映画もまあ良い方です
見てみると前半は私の好みでなく
事故にスポットをあてていなくて、それを取材する記者達の葛藤、やりとり、揉め事、人間関係がテーマで
アカデミー賞総なめだった映画新聞記者など、その手の映画は多く、社会派映画として評価されがちだけど、私の好みではありませんでした
Fukushima50と作風が似ている
事故も残酷な部分はほぼなく、記者の言葉で、胸をうつ表現のみ、空は青いのに、雲がぽっかり浮かんでるのに、なぜこの少女は、、、
手首を探さなければならないと
数々の戦争現場よりも壮絶だという表現、
記者の文才、、
あの事故の現場の壮絶さを私ははじめて知った気がします
油まみれ、ツルツル、足首足首そこらじゅうに、、
滝藤賢一さんのそれを呟く演技、ほかの記者達は凄惨な現場を見てないのに、一人だけ凄惨な現場を見ているために精神的に不安定になっていく見た目も変わっていく、最後には命をおとす演技が確かに素晴らしく印象的でした
本当の凄惨さ、一面死体だらけ、520人の死者、死体の内臓がどうだとかそれを伝えたい滝藤さん、自分はとんでもない現場を経験した
デスクでふんぞりかえってるやつらにはわからない、
再発防止のために、真実を伝えることが我々の使命だと
とても納得
でも
それができるわけない現実、、
だから私たちはこれほどまでにあの事故が凄惨だったとは知らなかった、、
世の事件のどんな凄惨な事件も、本当にむごいことは書かれてない、、
映画によるとこの3日後の終戦記念日に、戦後40年で、中曽根総理大臣がはじめて靖国参拝をしたと、、
ああ春馬くんを思い出す、、
主役の堤真一さん、遠藤憲一さん、でんでん、マギーなど、演技派実力派キャストで、脇役も名バイプレイヤーでかため、力の入れ加減がよくわかりました