高島屋史料館TOKYO主催の「日本橋高島屋と村野藤吾」展を観てきました。
日本橋高島屋については、過去に「重要文化財」になったときに、このブログで記事にしました。
展示会場風景
展示作品の一部
高島屋史料館TOKYOオープニング企画展
「日本橋高島屋と村野藤吾」
主催:高島屋史料館TOKYO
監修:松隈洋(京都工芸繊維大学美術工芸資料館教授)
高島屋史料館TOKYOは、1970年に創設した高島屋史料館(大阪)の分館として、重要文化財である日本橋高島屋S.C.本館内に2019年3月にオープンすることになりました。
このたびはオープンを記念して、日本橋高島屋の建築と、4度にわたる増築設計(1952~1965年)を担当した建築家・村野藤吾に焦点をあてた企画展を開催します。本展では、建築家・高橋貞太郎が描いた初期の図面(1931年頃)と、戦争により中断されたアンビルドの増築図面(1936年頃)、そして戦後に村野が高橋に敬意を払いながらモダンに読み替えた増築図面(1951年頃)等、初出資料を中心に展示します。
本展は、幾度にわたる日本橋高島屋の増築に込められた村野藤吾の建築精神を読み解く大きな手がかりになるとともに、再開発が続く日本橋において、いまいちど日本橋高島屋の建築的価値を再考する貴重な機会となるでしょう。
朝日新聞:2019年4月16日