レオス・カラックス監督というより、ジュリエット・ビノシュの「ポンヌフの恋人」を、またまた観てしまいました。
「ポンヌフ」は、梱包の芸術家・クリストの「ポン・ヌフの梱包」が実現したのが1985年、「ポンヌフの恋人」の公開はクリストに遅れること6年、1991年のことでした。前回の「ポンヌフの恋人」を書いたときに、クリストの「ポンヌフの梱包」に多くを割きました。
そういえば、クリストの「ロンドン・マスタバ」が、昨年完成していますね。僕が思っていたほどには大きくないのが残念です。
クリスト「ロンドン・マスタバ」2018年6月
https://www.pen-online.jp/blog/n-ao「」no/1530456628/
パリの「ノートルダム大聖堂」が炎上したとのニュース。
TUTAYAを歩いていて思わず手に取ったのが
もう何度も観たことがある「ポンヌフの恋人」でした。
ジュリエット・ビノシュの初期の作品。いいですね。
やはり初期の「ダメージ」も好きな作品です。
ビノシュは、失明の危機にある画学生ミシェルの役。大道芸人アレックスとポンヌフの橋の上で出会います。ちょうど、運良く、ポンヌフは改修工事中で、映画の撮影には十分です。ポンヌフ、きれいですね、特にセーヌ川から見た夜景がきれいですね。(「セーヌ川クルーズ」に参加したのですが、どの橋がポンヌフか特定できない)
いろいろあって、二人は約束します。
ロマンチックですね。
出所後、クリスマスの橋で、
午前0時にポンヌフで。
あなたを描くわとミシェル。
上等のワインを薬抜きで。
ホテルに泊まるの、お金はあるわ
朝食はベッドでね。
以下、シネマトゥデイによる
見どころ:
レオス・カラックス監督による『ボーイ・ミーツ・ガール』『汚れた血』に続く青春3部作最終章のニュープリント版、HDリマスター版。孤独な青年と深い絶望の闇に生きる女性の運命の出会いを描く。3部作を通して主人公を演じるのは、オムニバス作品『TOKYO!』でもカラックス監督作品に出演したドニ・ラヴァン。ヒロインを、本作への出演を機に国際派女優として飛躍したジュリエット・ビノシュが熱演する。くすんだパリの風景と共によみがえる究極の愛の物語を、ニュープリント版で堪能したい。
あらすじ:
ある晩、大道芸人アレックス(ドニ・ラヴァン)は車に足をひかれてしまう。それを不治の眼病で、失明の危機にある画学生ミシェル(ジュリエット・ビノシュ)が見つめていた。その後、アレックスがすみかである改修中のパリ最古のポンヌフ橋に戻ると、ベンチにはミシェルが横たわっており……。
以下、DVD画像より
大道芸人アレックス、酔って足を車にひかれる
ポンヌフの2人の住人に画学生が加わる?
アレックスはミシェルのために食事の支度を!
橋の上には爆竹と盛大な花火が上がる!
沢山の鍵を見せて、美術館へ一緒に行こうと誘う
ポンヌフの3人の住人?
ビノシュ、腋毛が見えてもなんのその!
ポスターには「失明の危機のあったが、デトゥシュ博士の手術で回復の見込みあり。連絡を待つ」とありました。アレックスはポスターを焼きます。
ポスターを焼いたことで死者が出て、刑務所に入ったアレックスのもとに、ミシェルが「忘れられない」と訪ねてくる。
出所後、クリスマスの橋で午前0時にポンヌフで逢う約束を交わす。
約束の日、雪の降る中、二人は抱き合います。寒くない。
う~ん、これぞロマンチック!
ポンヌフの橋の上であなたを描くと、約束した通りにアレクセイを描くミシェル。雪が止んでいます。
なぜかセーヌ川に飛び込んだ二人。砂利運搬船に助けられ、ル・アーブルへと向かう。
「なんとかなるわ」とミシェルは言い、そして「まどろめ、パリ」というセリフが流れる。
過去の関連記事:
他に、
1988年「存在の耐えられない軽さ」
1993年「トリコロール/青の愛」
2000年「ショコラ」
を観ています。