三菱一号館美術館で開催されていた、大評判の「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」が、終了が近くなってきたので、再・再度、観に行ってきました。聞きしに勝る混み具合で、観る物が小さいので列が進まない、男の僕は身の置き場がないほどたくさんの女性客で、大いに賑やかでした。
三菱一号館美術館で「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」を観た!
三菱一号館美術館「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界園」展ブロガー特別内覧会!
展覧会の構成は、以下の通りです。
Ⅰ 歴史の中のショーメ
Ⅱ 黎明期のミューズ
(1)皇妃ジョセフィーヌ
(2)王妃オルタンスと皇妃マリー=ルイーズ
Ⅲ 戴冠!ティアラの芸術
Ⅳ 旅するショーメ
(1)時間旅行
(2)水平線の彼方の新しい世界
Ⅴ 自然を披露する
(1)自然史
(2)「この光輝く金と宝石の世界」(ボードレール)
Ⅵ 身につける芸術=ジュエリー
Ⅶ キネティック・アートとしてのジュエリー
Ⅷ 遥けき国へ―ショーメと日本
こんな人が話題になりました。
戴冠衣装の皇帝ナポレオン1世
フランソワ・ジェラール 1806年
ナポレオン1世の妻、皇妃ジョセフィーヌの肖像
タイトル不明?
ダイヤモンドとエメラルドのバリュールを着用した
ナポレオン1世の妻、皇妃ジョセフィーヌの肖像
ジャン=バティスト・ルニョー 1809年頃
皇紀マリー=ルイーズの肖像
王妃オルタンスの肖像
マリー・カロリーヌ・ド・シシル(ペリー侯爵夫人)の肖像)?
ストマッカーとしても着用可能なショーメのティアラを
身に着けた前田菊子侯爵夫人の写真 1929年
こんな宝飾品が話題になりました。
皇帝ナポレオン1世より贈呈された教皇ピウス7世のティアラ
アンリ・オーギュスト(金属細工職人)
1804-1805(後世に数回修正)
「ジョセフィーヌ」リング
ショーメ 2015年
麦の穂のティアラ
フランソワ=ルニョー・ニト 1811年頃
王妃オルタンスのオルタンシアのブローチ
ミト・エ・フィス 1807年頃
「ロイヒテンベルグ」として知らられティアラ
ジャン=バティスト・フォサン 1830-1840年頃
ブルボン=パルマとして知られるフクシアのティアラ
ジョセフ・ショーメ 1919年
ホープ・カップ
ジャン=ヴァランタン・モレル 1853-1855年
タコのネックレス
ロベール・ルモワーヌによるショーメ 1970年
「ロアン・チョーカー」ネックレス
ジョセフ・ショーメ 1906年
一対の「マンシーニ」髪飾り
フォサン・エ・フィスに帰属 1840年頃
ジャポニスムのブローチ「雷神」
ジョセフ・ショーメ 1900年頃
「シャン ドゥ プランタン」バリュール:
ネックレス、イヤリング、ブローチ
ブレスレット、リング
ショーメ 2018年
「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」
パリのヴァンドーム広場に軒を連ねるジュエラーの中で、ショーメはもっとも長い歴史を誇ります。そして、1780年からその比類なきクリエイ ションでメゾンの優雅な礎を築き上げました。ナポレオン1世と皇妃ジョゼフィーヌの御用達ジュエラーとして、ショーメは装飾芸術の傑作と 称される数多くの作品に寄り添い、伝統を重んじつつ今なお革新性を追求し続けています。本展は、ルーヴル美術館名誉館長アンリ・ロワレット氏監修の下、18世紀後半から現代まで、約240年に及ぶショーメの伝統と歴史を紹介する日本初の展覧会です。ロマン主義、 ジャポニスム、アール・デコといった芸術潮流との対話の中で洗練された作品―ダイヤモンドのティアラやネックレス等の宝飾品と、未発表の歴史的なデザイン画や写真等約300点を展覧します。
作品解説リーフレット
朝日新聞:2018年7月5日