加島美術で「SEITEIリターン図 孤高の神絵師、再君臨!」を観た! | とんとん・にっき

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「SEITEI リターンズ!」チラシ

 

「加島美術」正面玄関

 

加島美術で「SEITEIリターン図 孤高の神絵師、再君臨!」を観てきました。全作品、写真撮影可能です。

 

「SEITEIリターンズ! 渡邊省亭展」

2018 9.15 Sat.→ 9.29 Sat.

 

「盛夏」扇面幅、大正?

 

「雪中松鴉」明治40年代
 

「中観音左右浪之図」三幅対、明治42年

 

「十二ヵ月」十二幅対、大正初期、7月~12月

 

「十二ヵ月」十二幅対、大正初期、1月~6月

 

「松に雉子 杉に鷹」双福、明治40年代

 

左:「萩に兎」明治40年代
右:「群雁図」明治20年頃

 

左:「竹に真鶴」明治40年代
右:「鉢叩之図」明治30年頃

 

「雙鶏図」明治20年代後半」

 

2階「和室」

 

渡邊省亭×濤川惣助、七宝コラボレーション
「菖蒲に白鷺図花瓶、「家鴨に薊図花瓶」

 

「雪中梅花鴛鴦図」明治30年頃

 

 

左:「群鯉図」明治20年代後半
右:「瀑布図」明治20年代後半

 

左:「春野鳩之図」明治40年代
右:「春花雉図」明治20年代後半

 

左:「杜若遊鯉図」明治30年代前半
右:「牡丹之図」明治32年

 

「葡萄に鼠図」明治20年代中頃
 

省亭下絵、濤川惣助作
左:「群鶏図皿」、中:「月下鴨図皿」、右:「月下白鷺図
 
「SEITEIリターンズ! 渡邊省亭展」

昨年大好評を博した渡邊省亭の企画展が、再びやってきます。ほとんどの作品が今回新たに集められたものばかりです。日本国政府とフランス政府合同主催の「ジャポニスム2018」の公式企画として、10月から開催されるパリのギメ東洋美術館での「Meiji-Splendors of Imperial Japan.(1868-1912)(明治―大日本帝国の光彩)」への作品出陳も決まった渡邊省亭。本展は、フランスよりも一足先に日本でまとまって作品を見られる絶好の機会となります。
今回の展示では、一月から十二月までそれぞれの月をテーマに描いた十二幅対が勢揃いします。その格調高雅な筆致で描いた十二幅対作品には思わず息を呑みます。また、省亭が描いた下絵を流麗な工芸の形へ昇華させた濤川惣助(なみかわそうすけ)の七宝作品も展示されます。渡邊省亭×濤川惣助といえば、いまも赤坂迎賓館の花鳥の間を瀟洒に彩る古今無双のゴールデンコンビです。その他、省亭が挿絵を描いた『一八七八年万博美術傑作集』など、みどころ満載です。今回の展示の作品を集めたミニ図録も販売いたします。 岡倉天心やフェノロサからも認められた実力を持ちながら、弟子もとらず、画壇にも属さず、ひたすら画業に専念した省亭。明治150年、そして省亭没後100年となる本年、孤高の神絵師の再降臨をお見逃しなく!

 

「SEITEIリターンズ! 渡邊省亭展」

2018 9.15 Sat.→ 9.29 Sat.

発行日:2018年9月14日

企画編集:SEI-RIN

制作協力:株式会社加島美術

発行:日本美術継承協会

 

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