池澤夏樹さん、須賀敦子を語るイベント! | とんとん・にっき

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きっかけは、上の小さな新聞記事です。

池澤夏樹さん、須賀敦子を語るイベント

須賀敦子は歿後20年経った今も人気が高い、という。

 

 

池袋コミュニティ・カレッジで開かれました。

意識高い系の、どちらかというとお歳をめされた方々、

ざっと200人くらい、女性が2/3ですかね。

 

「須賀敦子歿後20年記念出版 須賀敦子の本棚全9巻」

監修・巻末エッセイ=池澤夏樹

河出書房新社

 

約1時間ほど、池澤夏樹の語りと、

その後30分ほど会場からの質問に答える、

というイベントの構成でした。

 

池澤は言う。

須賀敦子は変わった経歴だ。

フランスからイタリアへ行って、ピタッとはまった。

レベルの高さ、文学としての完成度は素晴らしい。

この人はどういう人か?

逢ってみると、人柄も面白い。

が、一筋縄ではいかない。

須賀の本は、何度読んでも驚くことが多い、と。

 

質疑応答が、これまた凄い。

須賀敦子のファンばかりで、しかも詳しい。

池澤がたじろぐ場面も…。

 

 

池袋に出かける間際に、アマゾンに頼んでおいた

松山巌の「須賀敦子の方へ」という本が届きました。

新潮文庫:平成30年3月1日発行

(平成26年8月、新潮社より刊行されたもの)

 

 

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