時代を映す女性たち」チラシ
世田谷美術館で「ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち」を観てきました。観に行ったのは、開催当日の1月13日のことでした。地元ですから、早めに行っておこうと思ったのですが、ブログを書くのは毎度のこと、遅れに遅れてやっと書いているという始末です。お恥ずかしい。地元とはいえ、世田谷美術館へは足が遠のいていました。観に行きたいという、ちょうどいい企画がなかったためです。
展覧会の構成は、以下の通りです。
1章 パリという舞台―邸宅と劇場にみる18世紀のエレガンス
2章 日々の生活―家庭と仕事、女性の役割
3章 「パリジェンヌ」の確立―憧れのスタイル
4章 芸術をとりまく環境―制作者、モデル、ミューズ
5章 モダン・シーン―部隊、街角、スタジオ
時代を映す女性たち」案内板
1章 パリという舞台―邸宅と劇場にみる18世紀のエレガンス
右：「ドレス（3つのパーツからなる）」フランス、1770年頃
（部分）1735年頃
右：フランシワ・ユベール・ドルーエ「トルコ風の衣装を着た
マルグリット・カトリーヌ・エノー嬢、後のモンムラ侯爵夫人」
1762年
2章 日々の生活―家庭と仕事、女性の役割
右：オノレ・ドーミエ「「正統派」第7図（「シャリヴァリ」）1844年2月26日」母親は創作に熱中し、子どもは浴槽の中！ 1844年
右：ルイ=レオポルド・ポワイー「アイロンをかける若い女性」1800年頃
3章 「パリジェンヌ」の確立―憧れのスタイル
「ヴィンチェスラヴァ・バーチェスカ、ユニヤヴィッチ夫人」1860年
右：シャルル・フレデリック・ウォルト「ウォルト社の」
「チャールズ・E・インチズ夫人（ルイーズ・ポメロイ）」1887年
右：ウィリアム・モリス・ハント「マルグリット」1870年
4章 芸術をとりまく環境―制作者、モデル、ミューズ
右：エドゥアール・マネ「街の歌い手」1862年頃
右：アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
「画家のアトリエのカルマン・ゴーダン」1888年
5章 モダン・シーン―部隊、街角、スタジオ
右：ピエール・カルダン「ドレス」1965年頃
「ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち」
パリという魅力あふれる都市に生きる女性、パリジェンヌ。サロンを仕切る知的な女主人、子を慈しむ美しい母、流行を生み出すファッショニスタ、画家のミューズ、そして自ら道を切り開き才能を開花させた画家や女優――その多様な生き方は、今なお私たちを惹きつけてやみません。
本展覧会では、マネの《街の歌い手》をはじめ、ドガやルノワールなど印象派の巨匠が描いた女性の肖像、カサットやモリゾなど女性芸術家による傑作、カルダンやバレンシアガの斬新なドレスからブリジット・バルドーほか映画や舞台で活躍した女優のポートレートまで、ボストン美術館所蔵の多彩な作品約120点を通して、18世紀から20世紀のパリを体現する女性たちの姿に迫ります。
「世田谷美術館」ホームページ
ボストン美術館パリジェンヌ展
時代を映す女性たち
図録
2017年6月10日発行
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朝日新聞：2018年2月13日
