松岡美術館で「中国陶磁コレクション 高雅典麗」を観た! | とんとん・にっき

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「高雅典麗」チラシ

「松岡美術館」正面玄関

会期は終わっていますが、備忘録として下に載せておきます。「松岡コレクション 屏風と掛軸」と同時に開催されていたものです。当初はどれを見ても同じようにしか見えなかった陶磁、何度も観ていると、それぞれの違いや特徴、そしてその素晴らしさが、多少は分かってきたような気がします。
松岡美術館で「松岡コレクション 屏風と掛軸」を観た・屏風編!
松岡美術館で「松岡コレクション 屏風と掛軸」を観た・掛軸編!

「高雅典麗」展示室風景


左:「夾彩 唐草文 象耳瓶」中国 景徳鎮窯
「大清乾隆年製」銘 清時代 1736-1795年
右:「粉彩 牡丹唐草文 瓶」中国 景徳鎮窯
「大清乾隆年製」銘 清時代 1736-1795年


「豆彩 龍鳳文 大盤」中国 景徳鎮窯
「大清雍正年製」銘 清時代 1723-1735年


左:「青磁貼花 牡丹唐草文 瓶」
中国 龍泉窯 南宋時代 13世紀
右:「粉彩 百鹿文 壺」中国 景徳鎮窯
「大清乾隆年製」銘 清時代 1736-1795年


左:「青花 花卉文 八角水柱」
中国 景徳鎮窯 元時代 14世紀
右:「青花 牡丹唐草文 水柱」中国 景徳鎮窯
明時代 永楽1403-1424年


左:「青花 八宝文 扁壺」中国 景徳鎮窯
「大清乾隆年製」銘 清時代 1736-1795年
右:「白磁 龍耳瓶」中国 唐時代 7-8世紀


「青花緑彩 雲龍文 盤」中国 景徳鎮窯
「大清康煕年製」銘 清時代 1662-1722年


左:「五彩 人物楼閣山水図 壺」中国 景徳鎮窯
清時代 康煕1662-1722年
右:「五彩 龍文 大壺」中国 景徳鎮窯
「大明嘉靖年製」銘 明時代 1522-1566年


左:「黄地琺瑯彩 牡丹文 碗」中国 景徳鎮窯
「康煕御製」銘 清時代 1662-1722年
右:「黄地粉彩 花卉文 鉢」中国 景徳鎮窯
「大清道光年製」銘 清時代 1821-1850年


「中国陶磁コレクション 高雅典麗」
絶え間ない発展と革新により常に世界の最高峰を極めてきた中国陶磁。今展は多種多様な中国陶磁器のなかから明・清時代の作品を中心に、その格調高い美しさをご覧いただくものです。端正な器に描かれた優雅な花や唐草、威厳に満ちた龍、水中に身をひるがえす魚といった妙なる文様の数々。清時代には絵画のように細密な表現が追求されました。また、青磁・白磁はもとより、明時代以降には多くの色彩が展開するとともに、色で塗り込めた地肌に色絵をもって装飾する絢爛華麗な磁器も登場します。木々が枯色へと向かうこの季節、展示室で美麗なる中国陶磁に目を楽しませ、心はずむひとときをお過ごしいただければ幸いです。

「松岡美術館」ホームページ