エマニュエル・ベルコ監督、カトリーヌ・ドヌーヴ主演「太陽のめざめ」を観た! | とんとん・にっき

とんとん・にっき

来るもの拒まず去る者追わず、
日々、駄文を重ねております。

taiyou


エマニュエル・ベルコ監督、カトリーヌ・ドヌーヴ主演「太陽のめざめ」を、TUTAYAで借りてDVDで観ました。


カトリーヌ・ドヌーヴと言えば、フランス映画界きっての大女優。現在74歳。「シェルブールの雨傘」(1964年)で大ヒットデビュー、「昼顔」(1967年)で、押しも押されぬ地位を確立しました。観ましたよ、僕の若い頃の話ですが。やっぱりませていたんですね、「昼顔」は50年前の映画ですよ。ブログに書いているのは「インドシナ」(1991年)、ただ一つです。他にも観ているかもしれませんが…。


そんな大女優カトリーヌ・ドヌーヴが主演した「太陽のめざめ」、わざわざカトリーヌ・ドヌーヴが主演しなくてもよかったような内容の作品です。親の愛を知らず非行を繰り返す少年と、少年を助けるために奮闘する大人たちの姿を描いた映画、「太陽のめざめ」というタイトルが、映画の内容を表していないように思えましたが。

母親に置き去りにされた6歳の少年マロニーを保護した家庭裁判所の判事フローランスは、10年後、16歳になったマロニーと再会します。しかし、母親の育児放棄により心に傷を負ったマロニーは、学校にも通えずに非行を繰り返していた。この母親がすべての元凶です。誇張はしているでしょうが、こんな母親っているんですかね。日本でも虐待を繰り返すそんな母親を、新聞でもよく見かけますが。フローランスは、マロニーと似た境遇にありながら更正した教育係のヤンとともに、マロニーにやさしく手を差し伸べます。日本とは児童施設の違いもあり、教育係のヤンの役割というか、立場がいま一つ理解できません。


フローランス役をカトリーヌ・ドヌーヴが、マロニー役を本作が映画初出演となるロッド・パラドが演じています。マロニー役のロッド・パラド、なかなか見事な演技でした。女優として「Mon roi」(日本未公開)で第68回カンヌ国際映画祭の最優秀女優賞を獲得したエマニュエル・ベルコの監督作品。「太陽のめざめ」は、女優エマニュエル・ベルコが監督だったんですね。


以下、とりあえず「シネマトゥデイ」より引用しておきます。

チェック:第68回カンヌ国際映画祭のオープニングで上映された、名優カトリーヌ・ドヌーヴが主演を務めたドラマ。母親に捨てられた過去を持つ少年、補導された彼を担当する女性判事、少年の教育係を任された男性の姿を追う。メガホンを取るのは、『ミス・ブルターニュの恋』などのエマニュエル・ベルコ。『最後のマイ・ウェイ』などのブノワ・マジメル、『漆黒の闇で、パリに踊れ』などのサラ・フォレスティエらが顔をそろえる。希望に満ちた物語や、少年を演じるロッド・パラドが放つ存在感に注目。

ストーリー:育児放棄が疑われる母親(サラ・フォレスティエ)と一緒に裁判所に呼び出された16歳のマロニー(ロッド・パラド)は、判事フローランス(カトリーヌ・ドヌーヴ)の目の前で置き去りにされた過去を持つ。問題を起こしてばかりの彼は裁判所へと送られ、10年ぶりにフローランスと再会する。反省を促すも再び事件を起こしたマロニーに対し、彼女は矯正施設への送致を決める。教育係ヤン(ブノワ・マジメル)とフローランスの支え、指導員の娘テス(ディアーヌ・ルーセル)との恋を経て、更生への道を歩んでいくマロニーだったが……。
meza4

meza3

meza2

meza1

「太陽のめざめ」公式サイト

過去の関連記事:

カトリーヌ・ドヌーブの「インドシナ」を観た!