重要文化財・旧弾正橋(八幡橋)を観た! | とんとん・にっき

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2014年12月30日、まったく偶然に見たテレビドラマ「東京センチメンタル」、このドラマは2部構成で、東京の下町にある老舗和菓子店「くるりや」を舞台に、吉田鋼太郎演じる久留里卓三がひょんなことから憧れの女性に再会し、淡い恋心を抱くというノスタルジックなストーリーでした。


吉田鋼太郎は、NHK朝ドラ「花子とアン」の、仲間由紀恵演ずる白蓮の二度目の夫、「九州の炭鉱王」を演じた人です。「東京センチメンタル」のなかで、恋心を抱いた女性とデートするのが、この旧弾正橋、だったというわけです。そのドラマで初めてこの橋のことを知り、いつかは行ってみたいと思ったわけです。


どこにあるのか、富岡八幡宮のすぐ東側にありました。なんと、以前水かけ祭りの時に入ったことのあるステーキ屋さんの、横の道から見えるところにあり驚きました。橋の由来を書いた案内板が2か所にあります。以下、その部分を載せておきます。


国指定重要文化財(建造物)

旧弾正橋(八幡橋)

富岡1-19~富岡2-7

昭和52年6月27日指定

八幡橋は、東京市で最初に架けられた鉄橋である。長さ15.2m、幅2m、単径間アーチ橋の形式をとる。アーチは鋳鉄製で5本の直材をつなぎ、その他の引張材は錬鉄製の鋳鉄混合の橋である。もとは、京橋区(中央区)の楓川に架けられていたものである。経緯については、「八幡橋新橋来歴」に詳しく記されている。この橋は明治11年(1878)、東京府の依頼により工部省赤羽製作所で製造された。はじめは弾正橋と称していたが、大正2年(1913)の市区改正により新しい弾正橋が架けられたため、元弾正橋と改称された。さらに、関東大震災後の帝都復興計画により廃橋となり、昭和4年(1929)、現在地に移設された。富岡八幡宮の東隣りであるため、名称も八幡橋と改められた。現存する鉄橋としては最古に属するものであり、また、菊の紋章のある橋としても有名である。鋳鉄橋から錬鉄橋に至る過渡期の鉄橋として、近代橋梁史上貴重なものであるとともに、独特な構造手法を用いて施行してあり、技術史の上でも価値の高い橋である。

江東区教育委員会


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「八幡橋」ウィキペディア