隈研吾設計の木造店舗「サニーヒルズ」! | とんとん・にっき

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隈研吾といえば、「根津美術館」 を設計したことでも有名です。また「サントリー美術館」 の設計にもかかわっています。以前僕は、栃木県那須町芦野にある「石の美術館ストーンプラザ」 、栃木県那須郡那珂川町馬頭にある「那珂川町馬頭広重美術館」 を見学したことがあります。


最近では、木造建築といえば隈研吾、とまで言われたりもしています。隈研吾が設計した台湾発のパイナップルケーキの店舗「サニーヒルズ」が、東京・南青山3丁目にオープンしたので、観に行ってきました。まさに都市の中の木造建築です。昨年12月21日、にオープンしたというから、遅きに失した感はありますが…。

外観はパイナップルのよう。日本の木造建築に用いられる「地獄組み」と呼ぶ接合方法を採用した木造3階建ての建物だ。通常は部材を直角に平面的に組むが、この建物では、部材を30度で接合したうえで、立体的に組み上げた。厚みのある独特の外観に仕上げた。
(ケンプラッツ:2013/11/29)


隈研吾建築都市設計事務所の説明文

日本の木造建築に伝わる「地獄組み」という名のジョイントシステムを用いて組み上げた、竹カゴ状のパイナップルケーキショップ。通常は2次元で直交する2つの部材を組む時に用いる地獄組みを、このプロジェクトでは、30度の角度を用い、しかも3次元で立体的に組むことによって、厚みのある雲のような構造体を作ることが可能となった。このような立体的システムの採用によって、一つの部材の断面寸法は60mm×60mmにまで細くすることが可能となった。 青山の住宅地の中のストリートに面する建築に対して、コンクリートの箱とは異なる、やわらかで繊細な表情を与えることで、ストリートと建築とが化学反応を起こすことを期待した。


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「サニーヒルズジャパン―-隈研吾」

「隈研吾が台湾のパイナップルケーキショップ・サニーヒルズ南青山を設計」


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