金曜日の夜、真子はアルバイトを終えると、
タクシーで僕の家へとやってくるようになった。
玄関のチャイムが鳴るたび、僕の心はふわりと軽くなる。
彼女の笑顔は、一週間の疲れをすべて洗い流してくれる。
僕がドアを開けると「お疲れ様」彼女が呟き僕に抱きついてくる。
お酒のせいなのか、キスをして服を脱ぎそのままベッドで愛し合う。
丁度1階が空室なので、気兼ねなしに出来るが、こんな時間に
ギーギーとベッドがきしむと、下に響くと思う。
寝るのは朝方、何度も愛し合った後、一緒に朝まで眠る。
遅めの朝食だが、真子はキッチンへ向かい、朝食の準備を始める。
真子をもう一度ベットに連れ戻し、朝から激しく愛し合う。
真子に声を少し抑える様に言うが、
真子は構わず声をあげる!「いくいくヒデさんきて~~~と」
愛し合った後、真子は朝食の続きで卵を割る、トースターの香ばしい匂い、
そして何より、彼女が作るコーヒーはとても美味い。
土曜日の午後から出掛け、映画を観たり、
岩盤浴に行ったりするようになった。
岩盤浴では、男女一緒に入れる部屋があることを知り、
僕たちはいろんな部屋を巡った。
静かな空間で、ただ隣にいるだけで心が落ち着く。
3時間以上も一緒に過ごし、最後はお風呂に入って、
湯上がりの風に吹かれながら手を繋ぎ歩いた。
日曜日には、買い物に出かけたり、ドライブに行ったり。
窓の外に流れる景色を眺めながら、真子が笑う。
その笑顔を見るたび、僕の中のストレスは、
まるで霧が晴れるように消えていった。
彼女と過ごす週末は、何気ない日々の中に、ぬくもりがあった。
そんな時間が、少しずつ僕の心を満たしていった。
そして、ある日。真子は僕の手をそっと握りながら言った。
「ヒデさん、これからもずっと、私のそばにいてくれる?」
僕は少し驚いた、ずっと真子のそばにいたいが・・・
少し時間をおいて笑ってうなずいた。
この生活も何処かで終わりが来ることを真子も
感じていたのかも知れない。
