1、NTT株の下落にはいくつかの要因が考えられます。

政府による株式売却:日本政府はNTT株の33.3%を保有する大株主で、

 

国の財源確保のためにこの株式を売却する案が検討されています。

 

この売却案が報道された翌日から株価は急落しました。


2、信用取引の買い残高増加:NTTは有名企業ゆえ、

 

個人投資家による信用買いがかなり多いです。

 

信用買いが溜まった結果、損失覚悟の売りが多発して

 

株価下落を招いてしまったようです。


3、業績の悪化:2025年3月期の業績見通しは予想外に悪かったです。

 

特に、地域通信事業(固定電話)が大幅に悪化しました。

 

固定電話回線数は年間8%程度の減少率となっており、

 

収益が低下している上、不要となった設備を撤去する費用も発生しています。


これらの要因が組み合わさり、NTT株の下落を引き起こしていると考えられます。

 

 

政府は何故 NTTの株を売却したのか?

 

 

政府や銀行が企業の持ち株を売る理由はいくつかあります。

 

 

1、財源確保:政府は防衛費増額などの財源確保のために、

 

保有するNTT株などを売却することを検討しています。

 

また、政府は過去にもNTT株の売却益を公共事業などに投入するなど、

 

予算不足を補う手段として活用してきました。

 

2、民営化の推進:政府はNTTの完全民営化を視野に入れています。

 

民営化により、競争原理によるサービス向上や経営の自由度が高まり、

 

海外展開や経営の効率化が期待できます。
 

3、市場の動向と会社の経営・財務状況の考慮:政府は株式市場の動向や会社の経営・

 

財務状況等を勘案しながら、適切に売却を進めています。

 

これだけの理由なのでしょうか?

 

銀行にも企業の持ち株を売却させる動きが活発になっています。

 

表向きはガバナンス対策ですが、株価の変動で銀行が直接影響を受ける

 

このため銀行は企業の株価を高い所で売り抜けですかね!

 

 

深読みすると、金利上昇で株価下落の前段階?

 

どっちにしても、インフレ対策で金利を上げるしかないのも事実

 

この辺も注意が必要です。