出光美術館で「日本・東洋 陶磁の精華」を観た!その2
出光美術館で「日本・東洋 陶磁の精華」を観てきました。
出光美術館は帝劇ビルの建替計画にともない、令和6年(2024)12月をもって、しばらくの間、休館することとなりました。皆様をこの展示室へお迎えする最後の一年は、4つの展覧会によって当館のコレクションの粋を紹介しています。
当館の創設者である初代館長・出光佐三(1885−1981)は、第1期の「復刻 開館記念展」でもとりあげたように、自身の美意識や好みをもとに陶磁器蒐集を始めました。その後、コレクションを公開することを目指し美術館を開設して以降は、時代や地域の特徴を体系的にみることができるようなコレクション形成に努め、その精神は現在にまで継承されています。中でも日本や東洋の陶磁器は、当館のコレクションの核となっています。
それらを大局的な視点で見ると、陶磁器は各国・地域で相互に影響を与えながらも、自然環境や文化・伝統などを背景に独自のフォルムやデザインを生み出していたことがわかります。出光美術館の陶磁器コレクションでは、これらを介した人々の交流、情熱を感じることができます。
また本展では、金工・銅器や漆器、さらに茶道具も特集します。茶道具の特集では茶陶に加え、古くから注目されてきた書画の名品もお楽しみください。
展覧会の構成は、以下の通りです。
第1章 ザ・ダイジェスト――日本・東洋陶磁
第2章 中国陶磁
第3章 朝鮮陶磁
特集1 金工・銅器、漆器の精粋
特集2 茶道具の精粋
第4章 日本陶磁
ここではその2として、特集1、特集2,第4章を載せます。
特集1 金工・銅器、漆器の精粋
特集2 茶道具の精粋
第4章 日本陶磁
注:表示画像が変形しています。
注:表示画像が変形しています。
「日本・東洋 陶磁の精華」
図録
令和6年7月20日発行
公益財団法人 出光美術館