100分de名著「forユース 言葉は背中を押してくれる」! | とんとん・にっき

100分de名著「forユース 言葉は背中を押してくれる」!

 

「100分de名著 for ユース」というスペシャル・シリーズです。

今回は、100分de名著は「forユース 言葉は背中を押してくれる」、です。

 

 

 

 

 


プロデューサーAのおもわく

古今東西の名著を25分×4回=100分で紹介する「100分de名著」。これまでスペシャル版として「100分de名著forティーンズ」を二回放送し、10代の視聴者層に名著の魅力を発信してきました。今回は更にバージョンアップ! 2024年の春休み、若者からの支持が厚い加藤シゲアキさんを司会に迎え、対象年齢層の幅を更に広げ10代~30代に向けて「100分de名著 for ユース」というスペシャル・シリーズを立ち上げます。

3月といえば、新しい旅立ちをまもなく迎える季節。でも新たな職場や学びの場で、人間関係や仕事上の挫折、恋愛や友情のもつれ等々、若さゆえの悩みに直面し始める時期でもあります。そこで番組では、若者たちが参考になるような、人生の先輩としての助言を交えながら名著の解説を展開。「生きづらさにどう向き合う?」「仕事に取り組む姿勢とは?」「学び続けることの意味とは?」「人生を支えてくれる詩の言葉とは?」といった普段扱わないテーマの名著を取り上げ若者層が深く楽しめる知的エンターテインメント番組を目指します。

 

第1回 学び続けることの意味

取り上げる名著:シュリーマン「古代への情熱」

トロイア戦争を絵本でよんだ少年シュリーマンは美しい古都が必ず地下に埋もれていると信じその発掘を志す。驚異的努力で十数カ国語を身につけやがてその夢を実現する。あくなき学びの精神が持続できた理由とは? 学業にあっても仕事にあっても、創造的に学び続けていく意味を考える。

 

第2回 仕事に取り組む姿勢を学ぶ

取り上げる名著:松下幸之助「道をひらく」

昭和43年の発刊以来、累計560万部を超え、いまなお読み継がれるロングセラー「道をひらく」。松下幸之助が実体験と人生に対する深い洞察をもとに綴った短編随想集だ。「仕事をより向上させるために」「事業をより よく伸ばすために」「みずから決断を下すときに」等々あらゆる若者がぶつかるであろう場面で、名経営者ならではの実践的な知恵がひらめく。仕事に悩める若者たちに仕事の原点を学んでもらう。

 

第3回 生きづらさに向き合う

取り上げる名著:ロビンソン「思い出のマーニー」

養い親のもとを離れ海辺の村の老夫婦にあずけられた少女アンナ。孤独なアンナは、同い年の不思議な少女マーニーと友だちに。だがマーニーはある日忽然と姿を消す。そこには大きな秘密があった。生きづらさを抱える若者が、人々との「つながり」の中で見出す生きる意味とは?

 

第4回 言葉で自分を見つめ直す

取り上げる名著:「石垣りん詩集」

14歳で銀行に就職し、定年まで家族の生活を一人で支えつづけた詩人、石垣りん。さまざまな困難にぶつかったとき、何かを感じる力がさびついてしまったとき「詩の言葉」は自分の人生を支えてくれる…そんなことを感じさせてくれるのが石垣の詩だ。家と職場、生活と仕事の描写のうちに根源的な力強さを潜ませた彼女の詩から、私たちにとって「詩とは何か」「言葉の力」とは何かを学び直す。