堤未果の「堤未果のショック・ドクトリン」を読んだ! | とんとん・にっき

堤未果の「堤未果のショック・ドクトリン」を読んだ!

 

堤未果の「堤未果のショック・ドクトリン」を読みました。副題には「政府のやりたい放題から身を守る方法」とあります。

 

世界が永遠に変わった日

たった1時間42分で、世界を変えてしまった事件を覚えていますか?

2001年、9月11日。

一度に4機の航空機がハイジャックされ、ニューヨークの世界貿易センタービルに激突、国防総省ビルとともに破壊された9・11同時多発テロ。

この本を読んでいるみなさんの中には、あのときに衝撃的な映像を緊急速報ニュースで観た方も多いのではないでしょうか?

 

この本はこうして始まります。

 

コロナ禍、ウクライナ戦争、銀行破綻に地球温暖化……
大惨事を煽るその裏で、儲ける奴らがいる――
日本を喰い荒らす「強欲資本主義」の恥ずべき手口とは。
「デジタル大臣、マイナンバーは本当に安全ですか!?」


「ショック・ドクトリン」とは、テロや大災害など、
恐怖で国民が思考停止している最中に為政者や巨大資本が
どさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことである。
日本でも大地震やコロナ禍という惨事の裏で、
知らない間に個人情報や資産が奪われようとしている。
パンデミックで空前の利益を得る製薬企業の手口、
マイナンバーカード普及の先にある政府の思惑など……。
強欲資本主義の巧妙な正体を見抜き、

私たちの生命・財産を守る方法とは?
滅びゆく日本の実態を看破する覚悟の一冊。


目次
序章 9.11と3.11――私のショック・ドクトリン
第1章 マイナンバーという国民監視テク
第2章 命につけられる値札――コロナショック・ドクトリン
第3章 脱炭素ユートピアの先にあるディストピア

 

堤未果:

国際ジャーナリスト。東京生まれ。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連、米国野村証券などを経て現職。米国と日本を中心に政治、経済、医療、教育、農政、エネルギー、公共政策などについて、公文書と現場取材に基づき各種メディアで幅広く発信を続ける。「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命」で黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞、「ルポ貧困大国アメリカ」で日本エッセイスト・クラブ賞、新書大賞を受賞。著書に「日本が売られる」「デジタル・ファシズム」「ルポ食が壊れる」などがある。海外でも著作翻訳多数。WEB番組「月刊アンダーワールド」キャスター。

 

朝日新聞:2023年7月8日