ウィリアム・ワイラー監督の「嵐が丘」を観た!(再掲) | とんとん・にっき

ウィリアム・ワイラー監督の「嵐が丘」を観た!(再掲)

またまたテレビで放映していた、ウィリアム・ワイラー監督の「嵐が丘」を、ビデオに録画して観ました。 

 

シネマ「嵐が丘」<字幕スーパー> 

2022年11月17日(木) 1:00PM(1H45M) NHKBSプレミアム

 

以下、再掲します。

 

 

テレビで放映していた、ウィリアム・ワイラー監督の「嵐が丘」を、ビデオに録画して観ました。

 

シネマ「嵐が丘」<字幕スーパー>

2022年4月14日(木) 1:00PM(1H45M) NHKBSプレミアム

 

英文学の最高傑作、エミリー・ブロンテの「嵐が丘」、恥ずかしながら名前は知っていながら、読んでいないので内容は知りませんでした。手持ちの数少ない世界文学全集の中にも入っていません。しかし、「ヒースクリフ」という主人公の名前は、なぜか耳に焼き付いていました。どうしてなんだろう、自分でも不思議でたまりません。

監督はアカデミー監督賞ノミネート12回という巨匠、ウィリアム・ワイラー、主演はイギリスを代表するシェークスピア俳優のローレンス・オリヴィエです。1939年度戦前の作品、白黒作品ですが古さをまったく感じさせません。

 

以下、KINENOTEによる。

 

解説:

「孔雀夫人(1936)」「デッド・エンド」「我等の生涯の最良の年」等と同じくサミュエル・ゴールドウィン製作、ウィリアム・ワイラー監督になる1939年度作品。英文学史上の名作の1つに数えられるエミリー・ブロンテの小説よりベン・ヘクト、チャールズ・マッカーサー(『生きてるモレア』)のチームが脚色、「我等の生涯の最良の年」のグレッグ・トーランドが撮影、「狐の王子」のアルフレッド・ニューマンが音楽を担当している。主演は「楽聖ショパン」のマール・オベロン、「ハムレット(1947)」のローレンス・オリヴィエ、「暁の討伐隊」のデイヴィッド・ニーヴンで、「ゾラの生涯」のドナルド・クリスプ、「サラトガ本線」のフローラ・ロブソン、英国より招かれたヒュー・ウィリアムズ、「ラインの監視」のジェラルディン・フィッツジェラルド、レオ・G・キャロル、マイルス・マンダー、セシル・ケラウェイ、レックス・ダウニング、サリタ・ウートン、ダグラス・スコットなどが助演している。

 

あらすじ:

北イングランドに「嵐ケ丘」と呼ばれる荒涼たる邸があった。当主のアンショウ(セシル・ケラウェイ)は慈悲心に富んだ老紳士で、リヴァープールへの旅の途中で飢えていたジプシーの少年を拾い、ヒースクリフと名づけ家族の一員に加えた。アンショウには息子のヒンドリーと娘のキャシーがいたが、ヒンドリーはヒースクリフを憎悪し、ことあるごとに虐待した。男優りのキャシーはヒースクリフと親しく、ペニストーンの岩を2人の城になぞらえ、よく遊んだ。アンショーの死後、嵐ケ丘の当主となったヒンドリー(ヒュー・ウィリアムズ)はヒースクリフ(ローレンス・オリヴィエ)を邸内から厩舎に追い出してしまったが、キャシー(マール・オベロン)とヒースクリフはお互いに将来への希望を抱き合っていた。そして時が流れた。ヒンドリーは酒と女に放埓な日々を送り、キャシーはヒースクリフに激しく惹かれながらも、華やかな上流生活に憧れた。2人はリントン家の舞踏会を見にゆき、キャシーは犬に噛まれて大怪我をし、リントン家に留まって手当てをすることになった。リントン家の嗣子エドガー(デイヴィッド・ニーヴン)は美しいキャシーに求婚した。キャシーはヒースクリフとエドガーのいずれにわが身を托すべきか迷い、召使のエレン(フローラ・ロブソン)にその気持ちを打ち明けるが、自分はヒースクリフと一身同体であり、彼と別れられないことを悟る。しかし、ヒースクリフはキャシーの気持ちを誤解して、嵐ケ丘から姿を消した。キャシーはエドガーと結婚した。2年後、ヒースクリフは南米で成功し、見違える姿で嵐ケ丘に戻った。彼は酒で財産を蕩尽したヒンドリーから嵐ケ丘を買いとり、リントン一家への復讐の実行の機会を待っていた。彼はエドガーの妹イザベル(ジェラルディン・フィッツジェラルド)に言い寄り求婚した。キャシーにはヒースクリフの企てが判っていた。彼女の忠告を受けたイザベルは、義姉が嫉妬の余りにヒースクリフを中傷するのは止めてほしいと言い放って、嵐ケ丘の女主人となった。しかし、イザベルは女中にも劣る悲惨な待遇を受ける。やがてキャシーは病床に就き、ヒースクリフこそ本当に愛する人だったと告白して逝った。ヒースクリフはキャシーの遺骸に、自分の生ある限り亡霊となって訪ねてくれと絶叫した。そして吹雪の夜、彼はキャシーの亡霊の呼び声に憑かれた者のようにペニストーンの岩の下まで行き、息絶えたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嵐が丘」

新潮文庫

発行:2003年6月28日

著者:エミリー・ブロンテ

翻訳:鴻巣友季子

発行:新潮社

寒風吹きすさぶヨークシャーにそびえる〈嵐が丘〉の屋敷。その主人に拾われたヒースクリフは、屋敷の娘キャサリンに焦がれながら、若主人の虐待を耐え忍んできた。そんな彼にもたらされたキャサリンの結婚話。絶望に打ちひしがれて屋敷を去ったヒースクリフは、やがて莫大な富を得、復讐に燃えて戻ってきた……。
一世紀半にわたって世界の女性を虜にした恋愛小説の“新世紀決定版"。

 

「嵐が丘」予告編

嵐が丘 (1939年の映画) - YouTube