「100人の東京タワー」展を観る! | とんとん・にっき

「100人の東京タワー」展を観る!

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東陽町の竹中工務店東京本店にあるギャラリー「エークワッド」 で開催されている「100人の東京タワー」展を観てきました。


この展覧会の企画の主旨は次の二つ。記録のツールとして、デジカメ全盛の時代に、あえて「アナログ写真=銀鉛フィルム」にこだわったこと。そこには「一過性による真剣勝負」と「時系列」があります。デジカメと違ってその場で確認できない、取り直しができない。そして年齢、性別を問わず、応募者先着順に100人、一般の方の多種多彩な視点とは別に、写真家二人の招待参加。と、企画者は述べています。


と、ここまでは2006年10月17日にこのブログで記事にした「100人の東京駅」展の引き写しです。今回の「東京タワー」、チラシには以下のようにあります。


このイベントは公募した100人の参加者が「人」「建築」「都市」など様々な活きた素材を自由にレンズ付写真フィルムで撮影し「人と街の記憶」をつくるという実験的な企画です。今回のテーマは、誰の心にも残るあのときの「東京タワー」、いつの日も誰にとってもシンボルとして立っている。プロの写真家によるコンテストも行い、作品集も制作いたしました。あいにくの曇りのち晴れでも頑張った100人の27コマによるいとおしい「東京タワー」の1日の表情を、ぜひご覧ください。


一昨年は「東京駅」、第2回目は「浅草モダン」が選ばれました。残念ながら昨年の「浅草モダン」は、僕は見逃しました。そして第3回目の今回、テーマは「東京タワー」が選ばれました。「東京タワー」を選んだ理由は、主催者によると以下の3つです。


①「東京タワー」が2008年に開業(竣工)50周年を迎える一方で、電波塔としての機能移転を意味する「新・タワー」が着工すること。

②戦後の復興の象徴として「東京タワー」は、日本人のおそらく誰もが記憶している心象風景であること。

③あまりにも「都市のシンボル」「観光地化」されすぎているため、実は「東京人」が普段、きちんと「東京タワー」という「建物」あるいは「風景」をみていないこと。


そしてこの催しは2008年5月31日(土)、一日限りの試みとして、100人の参加者によってレンズ付フィルムでの撮影会が行われました。












ギャラリー「エークワッド」


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