少林山達磨寺の「だるま市」へ行く! | とんとん・にっき

少林山達磨寺の「だるま市」へ行く!



朝9時頃に渋谷発湘南新宿ラインに乗り大宮まで、大宮から上越新幹線に乗り換えて高崎まで、高崎から群馬バスに乗り換えて約20分、行ってきました、高崎の少林山達磨寺の「だるま市」へ!毎年1月6日、7日に行われる「七草大祭」、通称少林山のだるま市です。去年から是非とも見に行きたいと、今年の暦にチェックを入れておきました。前日の6日は異常な気圧配置ということで、雨降りで寒かったので、お天気を心配しましたが、僕が行った7日は天気予報通りに晴れました。


だれにでも親しまれている「だるまさん」は菩提達磨といい、今から1500年ほど前に、インドの香至国の第3王子として生まれた実在のお方です。出家してお釈迦さまの教えを広めるために中国へ渡り、崇山少林寺で面壁9年の修行をされ、現在の世界的「禅」の興隆の基礎を築かれ、禅宗の始祖達磨大師と仰がれています。どんな困難に遭っても、七転び八起きの精神で克服できるように願を掛けてお祀りする、開運吉祥の福の神として、達磨大師はたくさんの人々から信仰されています。(少林寺チラシより)


「縁起だるまの少林山」と呼ばれるように、少林山は福だるまの発祥の寺です。古来、開山心越禅師の描かれた一筆達磨像を、1年の災いを除くお札として、正月に近在の家々に配っていました。天明の飢饉の後、9代の東獄和尚は苦しい農民たちの副業になるようにと、この像を元に木型を彫り、作り方を伝授し、七草大祭に売り出されたのが始まりとされています。現在、100軒以上の農家で製造され、少林山のだるま市を皮切りに、開運の神として年間170万個も出荷されているこの福だるまは、全国の縁起物のトップと言われています。通称・少林山のだるま市は、「七草大祭」として、例年1月6日、7日に行われています。




霊符堂の横には「達磨堂」があります。堂内には古今東西各種各様の「だるまさん」がお祀りしてあるというので、ぜひ見たかったのですが、鍵がかかっていて見られませんでした。少林山のだるま市とはいえ、達磨だけを売っているのではありません。多くの人出を見越しての縁日ですから、どこの縁日にも出ているお店、唐辛子屋や大判焼き、チョコバナナやお好み焼き、焼きとうもろこしや唐揚げ、等々、沿道には延々とこのようなお店が続きます。下の画像は、本堂である霊符堂周辺の張り子の達磨を載せてあります。毎年、前年よりも大きな達磨を買わなければならないため、年々、大きくなる傾向にあるようです。昨年の達磨は持ってきて奉納していました。15日には炊きあげ供養「どんどん焼き」が行われます。







お土産は高さ12cmぐらいの800円の縁起だるまと、高崎名物900円のだるま弁当でした。僕はここ5年ぐらいですが、プロフィールに載せてあるような「こけし達磨」というのか、木彫りのそう大きくない達磨を集めています。最初に買ったものは、たぶん鳴子の達磨だったように思います。だいたい10cm以下のものが多いですね。時には石彫りのものもありますが、まあ、積極的に集めているというわけではありません。出かけた先の土産物屋などで、あれば買うというぐらいです。もう20数個以上は、集まったでしょうか。世田谷のボロ市でも、毎年探したりしています。そのうち、ブログのネタが切れたときにでも、紹介することがあるかも知れません。高崎の達磨のような「張り子」のものは、全国たくさんあるので集めていません。


高崎の駅弁「だるま弁当」、久しぶりに買って帰り、夕食に食べました。いわゆる駅弁のなかでは横川駅の「峠の釜飯」と並んで、有名なものです。お味はいうまでもなく、なかなか美味しゅうございました。プラスチックのだるまが飾り物にもなるし、貯金箱にもなります。



少林山達磨寺 」HP