「100人の東京駅」展を観る! | とんとん・にっき

「100人の東京駅」展を観る!

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東陽町の竹中工務店東京本店にあるギャラリー「エークワッド」 で開催されている「100人の東京駅」展を観てきました。この展覧会の企画の主旨は次の二つ。記録のツールとして、デジカメ全盛の時代に、あえて「アナログ写真=銀鉛フィルム」にこだわったこと。そこには「一過性による真剣勝負」と「時系列」があります。デジカメと違ってその場で確認できない、取り直しができない。そして年齢、性別を問わず、応募者先着順に100人、一般の方の多種多彩な視点とは別に、写真家二人の招待参加。と、企画者の松隈章は述べています。「東京駅」を題材に選んだ理由として、近く赤れんがの復元改修工事が行われること、東京駅周辺の風景の変化が著しく加速していること、赤れんがの東京駅は日本人の「原風景」であることなどを上げています。


副題には「一人・建築・都市を記録する、レンズ付きフィルムによる写真展」とあります。100人の写した写真を一つ一つくまなく観ていくと、こんな視点があったのかと驚くことばかりです。ある人は建物をとらえ、ある人は新幹線など電車をとらえます。ある人は人に着目しています。ある人は風景を、工事現場を見つめます。この写真展は、「今」をじっくり観て記録し、「過去」と向き合い、そして「未来」につながっていきます。







ギャラリー「エークワッド」


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