今日の話は、タイトルにある通りですが、因果の話をします。

腐った組織は改革されるべきであり、

もしくは解体して新たに作り変えることが必要なのですが、改革する人というのは原則として、組織で働いた事がある人、組織で貢献してきた事がある人、でないとうまくいかないのです。


因(原因)と縁(つて)がないと、事は起こせないということです。


例えば今回の都知事選の立候補を見てみましょう。改革する力がある人はだれなのか?という視点だけで考察すると、組織に所属した経験がある人が良いのです。

出来れば、ヒラ(したっぱ)の経験、中間管理職の経験など、弱者ポジションを経験してる方が望ましいです。

組織の中にいても特別扱いされてきた人は、あまり改革力がありません。



NHK党の立花孝志さんが、NHKをぶっ壊す!、と言って世の中に影響力を与えることが出来たのは、立花さんがNHKという組織に長年貢献してきた因果をもっていたからです。


これは、善悪の話ではなく、原因と結果のお話なのです。(政治思想は関係ありません)


また、どこの政党とははっきり言いませんが、ある政党の党首はタレント出身で、演説が得意なのです。その方は、世の中を変えていく、とずっと言われているのですが、その方の経歴をみますと、若くして人気者になり芸能界に入りを果たし、俳優業などもこなして、安定した生活を送っていたのに、ある時に目覚めて政治の世界に転身したのです。しかし、また人気者であるがゆえに、いきなり政党の党首になってしまったのです。この党首の生き様をみていますと、政治的信念は強いようですが、組織を改革する因縁がどこにも見つからないのです。


つまり、組織改革するためには、組織に関する知識や価値観を理解することが必要だということです。


組織を変えたいと強く思い、実行していくためには、その人自身が他人の組織の中に入って、苦楽を経験する必要があるのです。でないと、変えなければいけない、という信念ができあがらないからです。

組織にいた経験があっても、いつもリーダーとして呼ばれ、権力側についてしまう。そんな人が組織を改革し、社会を刷新していく可能性は皆無に近いのです。


また、誰にも雇われない生き方をしてきた人も、因果の問題で、どんなに力があっても組織を変えるなんてことはできません。そういう人は組織を変えるのではなく、新しく組織を創り出すことに興味を持つでしょう。


このように、その人の因果を見れば未来がわかっていくのです。


みなさんの人生はこれからどこに行くか決まりましたか?

人生を振り返って考えてみるのも良いでしょう。やり残したと思う事があれば、それにチャレンジしていくのがよいのです。


では、今日も良い日をお過ごし下さい。