私たちが大人になってから学んだことで、学校で教えればいいのに、と思うのが、心理学や心の成長の話です。

 

その一つは、マズローの欲求段階説です。

この話って、日本国民のどれくらいの認知度があるでしょうか?

私は、子供たち全員が知るべきだと思います。

 

自分コンパスより転載 https://jibun-compass.com/maslow#5

 

マズローが考えた、人は、成長段階によって欲求が変わってくるのだ、という説です。

 

若い人が陥りやすい過ちが、自立していないのに、世界平和、社会貢献に気持ちがむいてしまうことです。

定職がないのに、税金も払ってないのに、ボランティアにはまってしまう若い人たちが、よく批判されます。

その根拠は、上の図にあるように、人間の欲求は成長段階によって変わってくると説明できるからです。

 

 

人の欲求は基本的欲求と、高次の欲求があり、基本的欲求が満たされないと、高次欲求である

自己実現などに、興味が向きません。

 

つまり、自立していないのに、社会貢献がしたいといっても、人生はうまくいかないのです。

それは、逃避行為であることがほとんどだからです。

マズローの欲求段階説を知り、この順番で人は成長していくものなのだ、ということを知ってほしいです。

 

10代・20代のほとんどの人のテーマは「自立」になります。

 

自立というのは、いろんな状況で使われますから、幅が広いのですが、

一番、根本は(底辺)は

 

自分の機嫌を自分でとる、

 

これが最低限の自立です。馬鹿にしているように聞こえるかもしれないけど、

自分の人生がうまくいっていてもいかなくても、他人にあたらない、っていう生き方をすることです。

すごく重要です。

 

そして、経済的自立・社会的自立にむかっていくにつて、必要なことが

 

 

才能と個性を知る。強みを知る。

 

になるのです。

例えば、社会貢献とか、周りの人の役に立つことがしたいと思う時に、

自分ができることはどんなことか、こういうことを考え始めます。

そういうタイミングで、自分の才能を考えるのがいいと思います。

 

 

また、、マズロー段階説の図にもどって話しますと、

愛情不足で育った子供は、大人になっても愛情不足はなくなりませんから、

そこが満たされないと、上位欲求にシフトしません。

 

甘えたい、愛されたい

 

親から十分に与えられずに、飢餓感をもった人たちは、承認欲求まではいっても、その上の自己実現に

気持ちが向きません。

必ずここ(所属欲求~承認欲求)に戻ってくることになります。

 

愛情不足から、外に刺激をもとめて、社会貢献に走っても満たされることはありません。

このように、人には、成長にあった欲求をもつようになっているのです。

 

自分の今の欲求はどの段階か?どのレベルか?

これを知ることで、どう生きていけばいいのだろうか?

を、自分で考えられるようになるのです。

 

自立~才能・個性を知るということは、人生の基盤となる考え方でもあります。

こういう勉強は、理性や知性が発達しだす、10歳を過ぎたあたりでやっていくのがいいと思います。

子供のうちから教えていきたいと思ってます。

 

このように、「子供のうちから教えておきたい話」は、こうして書き留めて、

ストックしておきたいと思っています。

 

今日も、良い一日を!!