あれから10年 歳月は残酷でもある | とんとんのブログ

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4番目の孫の事を 私がこっそり呼んでいた名前は「デビル」

歩き出してから いっときも眼が離せない ちょろちょろした子で 

スーパーで買い物する時には 駐車場からリードの付いたリュックを

背負わせていたっけ



あれから10年

中学一年生になって お誕生日のプレゼントのお礼の動画が送られて来た

危なっかしい子だったけれど 無事に大きくなったなぁ

チビッ子王子にとっては 優しいお兄ちゃんになっている

もう「デビル」とは呼べないね(笑)



そして こちらもあれから10年

10年ぶりに 山梨県と長野県の境にある 五丈岩がシンボルの金峰山(2,599m)へ 

旦那と友人と3人で登って来た

五丈岩は 山頂に花崗岩質である複数の1枚岩が 積み木 のように

縦15mの高さに積まれていて迫力がある




マイカーが通行できる日本最高所(2,360M)の車道峠の大弛峠に着いたのは

7時半前だったのに 既に舗装された駐車場はいっぱいで 人気の山

未舗装の所に縦列で停めた

 

 

 

 


持っているガイドブックによると 中級者向き 標準で往復5時間

何度か登っていたけれど 10年前には 標準タイムで行って帰って来ていた

 

 

 

歩き始めると ミツバオウレンが迎えてくれた

 


今回は 6時間かければ ピストン出来るだろうと思っていた

 

 

 

尾根に出ると 富士山が見える

 

 

 


ところが 谷川岳の時と同じく「こんなに大きな岩がゴロゴロしてた?」って

すっかり忘れていたのか 大きな岩石を乗り越えるのに一苦労

バランス感覚も とても衰えているのよね

 

 

朝日岳山頂 富士山はまだ見えている

 

 

 

 

朝日岳からは大きな岩で 足場の悪い急坂 

鉄山を越えて その向こうに 金峰山の五丈岩が見える

 

 

 

 

森林限界に出ると 瑞牆山を見下ろす

 

 

 


大岩の間から 富士山の次に高い 北岳が見える

 

 

 

よじ登ったり 慎重にゆっくりと降りたり

 

 

 

岩の間に 健気に咲くイワカガミ

 

 

五丈岩を見ながら お弁当タイム


 

 

結果 往き3.5時間 帰り3.5時間の 7時間

しかも戻ってきた時は 3人ともに足がヘロヘロ ヨレヨレ

岩をよじ登ったりしたから 翌日は腕も筋肉痛あり

 

 

キバナシャクナゲ

 

 

ミネズオウ

 

 


10年前に登った時は

「適度なアップダウンがあるので 膝への負担もあまりなく ラクに歩けた・・・」

等と ブログに書かれているんじゃ

いや~ あれから10年経つと 全く違うんだなぁ



先日ラジオを聴いていたら 

元NHKのプロデューサーだった 小森美巳さんという(現在 90歳)方が

「今日出来たことは 明日も出来ると思って 毎日を過ごしています」と

お話していて 前向きで見習いたいなと思った

でもね

「今日登れたけれど 明日も登れるとは到底思えない」そんな感じ(笑)



10年前の体力と比較して 格段に落ちていることを改めて認識した

やっぱり 70歳の壁 まして後期高齢者の壁は 五丈岩より高い(笑)

もうね ケーブルカーやリフトのある山にしか 登れないのかも



3人ともに 自信喪失状態

それでも 次はどこ行く?なんて ラクに歩けるところを探しているwwww

 

私達 高齢者にとっては 歳月って残酷だわ!!

 

 

コミヤマカタバミ