先日、ブログにて書かせていただいた


『おとうさん』と お別れをしてきたんですね。


とてもいいお顔で 男前でした。


1週間前には ご家族で 京都にお花見旅行に行かれたそうです。


黄疸が出ていて むくみもみられましたが 


とてもいいお顔で お写真に写っていました。


私が 分子整合栄養医学を学ぶようになって 約10年。


知識は 増えていきますが


実際は 人の体には個人差がありますし 


栄養素に対しての偏見もあります。


嫌だ。効果なんてないだろう。なんて思って摂っても


効果はないでしょうし。


分子整合栄養医学 に限らず


誰かに何かをおすすめするとき 信頼関係が左右することもあるでしょう。


それはさておき


末期がんと診断されて 余命をどのように生きるかは 本人次第。


『おとうさん』は 栄養素を摂る選択をしました。


栄養素を摂りながら 血液データをチェックする。


抗がん剤の副作用をみて 栄養素の量を調節する。


副作用が強く出ている時には 食べたいもの 飲みたいものを


できるだけ入れてもらう。


お口から入るものが 体をつくってくれる。

 

状況をみながら その時 必要なものを摂ってもらう。


年末年始の際 抗がん剤治療をお休みしていたことが 左右したのか


体調が崩れまして 入院はしましたが


ドクターには もう抗がん剤の治療はできません。と言われまして


出来る範囲での 栄養療法をしていただきました。


結果、体調の良い時には 外出や外泊をしたり


旅行にまで行けるくらい 健常者に近い余命を過ごせたわけです。



日本国内での死因の1位は 不慮の事故だそうです。


ある日突然 命を落とすことがあるとすれば


病死というのは 幸せな死に方の一つなのかなぁ。


とも思うのです。


本人も家族も その日を迎える準備ができるわけですから。



少し 逸れてしまいましたね。


私自身も 抗がん剤治療の経験者です。


1クールの治療が終わった時に 効果がなく


ドクターから 強い薬をすすめられました。


嫌だ。と言うと 『あなたの命に係わることなんですよ。』と。


その日を境に 病院に行くことをやめました。


副作用を抑えるための栄養素のお陰で


脱毛は少なく 口内炎はできず 白血球の数値は下がらず


回診に来られたドクターは そろって首を傾げる。


主要マーカーの数値も下がらないわけで


『薬が効いていないのかなあ?』 と。


十分に効いていますよ。


こんなに気持ち悪くて 吐き気100%です。


そういえば 抗がん剤治療の合間を塗って 沖縄に旅行も行きました。



今、病気の完治から8年になります。


お陰さまで 元気溌溂です。


今こうして 人様のお役に立てることができるのも 


あの経験があったからこそ 


そう思っています。