私には 『おとうさん』 『おかあさん』 と呼ばせていただいている方が 複数います。

義理の姉妹の親であったり お友だちの親であったり


その中のお一人が 昨日 旅立ちました。


昨年9月に 余命4か月の宣告を受けたと 知らされました。


明後日から 抗がん剤の治療が始まる。と。


気を落としている暇などなかった。

私には何ができる?

私にできること ・ ・ ・


とにかく 苦しむことなく 最期を迎えさせてあげたい。

私は そう思った。


分子整合栄養医学による

栄養アドバイス


抗がん剤の治療をすることは 決まっているので

抗がん剤の副作用を軽減するための栄養素


血液検査のデーターによると アルブミン値が低下している。

アルブミン値を上げるための栄養素


ヘモグロビン値の低下もみられる。

貧血改善のための栄養素


直接 がん細胞に働きかける栄養素


最低限の栄養アプローチからのスタート


栄養素の摂取をはじめて 血液データも理想の数値に近づく。

数値の変化に 一喜一憂しながら時は流れます。


分子整合栄養医学を扱うドクターに 受診 相談しながら

栄養療法を続けます。


抗がん剤による副作用は 最低限に抑えることができているようで

11月にお会いした時には 驚くほどにお元気でした。

しっかりとした足取りで 駅の階段もスタスタと

お食事も ペロッとたいらげて

お話されるお声も大きくて


口から入るものによって 体はつくられているのですね。

元気をいただきました。


ビタミンCの静注も 加わりました。

ビタミンCが がん細胞の増殖を抑制する役割をします。

と同時に 脳の活性化や美容にも効果的。


ビタミンCの静注後の おとうさん 肌の色つやがよかったそうです。


一方では 抗がん剤を非難する話も聞きますし

私も できることなら 抗がん剤の治療は すすめたくありません。

でも、時として それが必要なこともあるということを

しっかりと留めておかなければいけません。


少しずつでも 摂れるだけでいいから なるべく栄養素を摂っていただいて

ストレスのないように 過ごしていただきたい。

ただ それだけを望んでいました。


栄養療法には 生活の質を向上させる効果があります。

末期のがん患者さんが より快適に生活できることを目的として


私は 私のできることをできる限りさせていただきました。

ただ、それだけです。


おとうさんは 苦しむことなく 静かに 家族に見守られながら逝かれたそうです。


よかった。

1つの命に寄りそう覚悟を決めて 過ごした半年は

私にとって 貴重な体験となりました。

自己満足となることに 恐れを抱いたこともありました。

ご本人は?ご家族は?どう感じているのでしょう。

それだけを 見ていくことにしました。


おとうさん お疲れさまでした。

そして ありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。