編集会議などを含めて

雑誌編集者は企画を常に考えます。

月に何本も企画書を書きます。

(考えさせられると言った方が正確かもしれませんが……)。

 

そんな中で、同じ編集部内でも

まったく同じ企画を出したり、

せっかくいい企画を思いついても

ライバル誌で同じ企画をいち早くされていたり

「企画かぶり」の状態は実は結構あります。

 

アメリカの実業家、ジェームス・W・ヤングの言葉に

 

「アイディアとは、既存の要素の

新しい組み合わせ以外の

何ものでもない」

 

という有名なものがありますが、

 

自分だけのオリジナルアイディアというものは

ほぼ存在してなくて

誰でも、社会や文化、これまでの人生で

目撃した作品からインスピレーションソースをもらっているのです。

 

だからパクろうとしてなくても

類似のデザインが生まれたり、

同じような小説が生まれたり、

全くことなる文化の中で生まれた神話の

物語の構造が似ていたり、という

現象が起こる。

 

昨日の記事で書いたように

 

世界=サイバー空間のネットワーク

自分=携帯やPCといった端末

 

と捉えると、こういった企画かぶりの

現象も説明できるような気がします。

 

この場合の世界は宇宙や、人間のネットワーク、

文化や社会、あるいは潜在意識など

すべてを含みます。

 

こう考えると

インスピレーション源には誰でもアクセスできるので

ひらめきは、この源泉につながれば

誰でも降りてくる、ということになる。

 

つまり、インスピレーションやアイディアは

自分だけでなく、他の人も同じものを受け取っている

可能性が高い。

 

だから

早く行動して、実現した人

インスピレーション源をうまく生かしながら

自分だけのアウトプットの方法を見つけた人

が、アイディアを形にして成功を収めることができるんだと思います。

 

そう思うと「オリジナリティ」とは、

既存の要素の掛け合わせから

生まれる、ということになる。

 

見たことのない掛け合わせが

アイディアの新しさ、ということになる。

 

人間は実は無意識の中で

世界や宇宙を形成する膨大な

情報ネットワークに繋がっていて

そこからいかに情報をダウンロードできるかで人生が変わる

 

そんなことを考えるとちょっとSFみたいで

ワクワクしてしまうのは私だけでしょうか。

 

*写真は2017年4月  上野にて