「引き寄せの法則」を英語にすると

「The Law of Attraction」

になります。

 

海外(アメリカ)で

「The Law of Attraction: The Basics of the Teachings of Abraham」 

という本が1981年に出版され、

私の認識ではこの本がいわゆる

引き寄せの法則のオリジナルです。

 

日本では

「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」

として出版されています。

30年以上も前にアメリカで、エスター・ヒックスと

ジェリー・ヒックスという夫婦が

エイブラハムという高次の存在をチャネリングして

書いた内容がこの「引き寄せの法則」なんですね。

 

爆発的に売れて、日本で「引き寄せの法則」の

認知度を圧倒的にあげるきっかけになった本、

「ザ・シークレット」の内容も、

この引き寄せの法則がベースになっていると聞きます。

(ザ・シークレットは私は未読です。

エイブラハムのシリーズは全て読みましたが……)

 

この引き寄せですが、もともとの英語を見てみると

ちょっと「あれ?」と思いませんか?

引き寄せ、と和訳されてますが

ATTRACTIONを和訳すると

魅了すること、惹きつけること、引力

と出てきます。

 

引きつける(惹きつける)と、引き寄せる

少しニュアンスが違いますよね。

 

引きつける:意図があって積極性がある

引き寄せる:流れにまかせた偶然性を含む。少し受動的。控えめ。

 

編集者的視点では

「The Law of Attraction」を日本に持ち込もうとした時に、

日本の文化の特性を考えて

あえて「引き寄せ」という言葉を

使ったんだろうな、と憶測が働きます。

 

露骨な意図を感じさせる

「引きつけの法則」とか「魅了の法則」

とするより、

少し偶然性や、自然の流れを感じられる

「引き寄せ」にした方が

日本の読者にはウケがいい、

という訳者と出版社の判断があったはず。

 

もちろん間違いではないですし、

むしろとても見事な訳です。

「引き寄せ」という言葉にしたからこそ

こんなに日本でも受け入れらたはずで

訳者と編集者の判断は正しかった。

 

つまりは、もともとの引き寄せの法則は

何を引き寄せたいのか

どういう自分になりたいのか、という明確な

自分の「意図」が大切ということです。

 

さらにはATTRACTIONという単語の

一番使われる日本語訳は

「魅了すること」とか「魅力」という意味ですよね。

 

これは自分自身が「魅了する」できるような人間になって

引き寄せたい物事から、興味を持ってもらえる

「引力」のある存在になる

というニュアンスもあるのです。

 

つまり、引き寄せたいものや世界に

積極的に自分をチューニングしていって

ふさわしい人間になるということです。

 

引き寄せの法則というと

欲しいものが「寄ってくる」というニュアンスを

受け取りがちですし、ともすると

行動しなくても、ただ考え方や感じ方を

変えるだけで、現状が変わる、という側面だけが

フォーカスされがち。

 

本来は欲しいものを自分に

「引きつける」という積極性や

行動パターンの変化の大切さもちゃんと書かれています。

行動パターンを変えるには、

自分の感情を知り、本当の自分(潜在意識)につながることが

大切だ、という内容でもあるのです。

 

私は基本的には「引き寄せの法則」とか

「◯◯制限ダイエット」などでも

一番最初に提唱した人の本を

必ず調べて読むようにしています。

 

オリジナルにはその思想やメソッドの

一番ピュアなエッセンスが詰まっているから。

 

引き寄せの法則に関しては、他の本を読むよりも、

このオリジナル本か、ザ・シークレットを

なんども読むことで十分だと思っています。

 

さらには、本当は元の言語で読むのが一番なのですが

やっぱり労力がかかるのでできないですよね……。

せめてタイトルくらいは調べてみると

大きな発見があったりします。

 

*写真は2014年11月 ハワイ・オアフ島にて