3月の頭に2泊3日で

網走、知床斜里、ウトロの

旅をしてきました。

 

今回の旅の一番の目的は、

流氷を見ること。

去年行って感動したので、

今年も是非見たいと思っていたのです。

 

はるばる東京から飛行機で女満別に入り、

バスを乗り継いでウトロにたどり着き、

いざ流氷が見られるという

スポットに行ってみたら、

 

ない。流氷が見当たらない……。

 

あるにはあるが、イメージと違う……。

(広大な海原が流氷で

埋め尽くされている絵を妄想)

広大な海の、沿岸部にいくつか流れついて

寄せ集まっているのと、

沖にポツン、ポツンと

漂流しているくらいでした。

 

前の週に行っていた知人に

念のため確認したところ、

「ばっちりある!」

ということだったので

すっかり安心しきっていました……。

 

なんでも、前日の珍しいくらいの

大雨で大半が溶けてしまった、

ということ。

「ついてないな……。

しかも前日まではあったなんて。」

正直気分が落ち込みます。

だけど自然のことはどうしようもない。

 

今回はそこに、追い打ちをかけるかのように

公共交通機関がらみのトラブルが発生!

 

私の勘違いで月曜日の朝にとっていた

帰路羽田行きの飛行機には

自分の車がないと滞在している

ホテルから間に合わないこと

(要は接続している公共交通機関がない。

私はペーパードライバーなので

旅はいつも公共交通機関だのみなのです)

さらにさらに、そんな中一部区間の

移動の頼みの綱だったJRが

前日からの雨で線路が

一部冠水し、全線運休……。

 

結果、予定していたよりも多くの距離を

タクシー移動するしかない、

ということになってしまいました。

合計金額15000円。

まだこの金額で済んでよかったと思いますが、

予定していなかっただけに悔しい……。

心は地団駄を踏んでいます。

 

旅をしているとしばし、

こういう「予定外」のことが起こります。

 

楽しみにしていた流氷は見られないし、

予定していた飛行機の時間にも

公共交通機関ではアクセスできない。

一つは私の確認不足もあるし、

もう一つは自分の力ではどうしようもない

天候のせいだったりもする。

 

なんでこうなるかな~とは思うけど、

結局状況にあわせて自分ができる選択肢を

考え、選択し、対応するしかないんだな、と。

要はAがダメならさっさと諦めて

B、Cを考えて行動したほうがいいということ。

 

これって人生と結局同じですよね。

 

××君のことが好きだから、

告白して、両思いになって、

◯歳になったら結婚して、

△歳になったら出産して、、、

 

願望を持ったり、

予定をなんとなくたてたり、

頭の中に今後の人生を(勝手に)

思い描いたりしますよね。

だけど必ずしも思い通りにいかない。

そうなると

「なんで思い通りにいかないんだろう」

「私のどこがいけなかっただろう」

 

と思い悩んだり、焦り始めるわけです。

 

そして、スピリチュアルに

はまっている人にありがちなのが

「きっとこれには何か意味がある」

「今、わたしの気が悪いからだ」

「私の人生は運の悪いことばかり引き寄せている」

「結局私って、不幸体質なのかも……」

という思考にはまり込むこと。

 

その根拠のないネガティブ思想、

全力で振り払ってください。

 

そもそも人生に起こることに絶対的な

意味や答えや理由なんてない、

というのが私の考えです。

(ただし、教訓にできることはあります)

 

全ては偶然に起こったこと、であるし

「良い」とか「悪い」とかはない、

単なる出来事なんです。

 

それに対して「良い」とか「悪い」

といった判断をしたり、

意味を見出すのは

人間の意識なんですよね。

 

だから、できなかったこと、

叶わなかった思い、に執着して

その理由や意味を考えて

悶々と立ち止まっているくらいなら

今、自分にできることって何だろう?

と言う方向に思考を持って行って、

できる選択肢を考えていったほうが

道は開ける、ということです。

 

もしも人生で挫折したら……。

 

できなかった、叶わなかったことに

意識を向けるのではなく

今、自分ができることに

意識を向けてください。

辛い毎日の中でも

「ちょっと気がまぎれる」とか

「こっちでも楽しい!」とか

些細なことでいいので心が

楽になる何かを見つけてください。

(コーヒーのむと癒される、とかでもいいんです)

 

時間がかかるかもしれないのですが

それらは必ず見つかります。

そして、可能性が人生の中には

まだまだあることに気がつきます。

 

Aがダメということになって

初めてBやC、D、Eの選択肢が

見えてきて、それをつかんだ結果、

気がついたら思いもしなかった人生が

ひらけていた!なんてこともありますよ、きっと。

 

まず、選択肢を洗い出して、

これだったらいいかも、とか

やってやるぜ!と少しでも

感情のバロメーターが

ポジティブに触れたことを

行動していってください。

 

そうしたら、

自分の想像を超えた、

とんでもない可能性が生まれてきて、

自分の人生の違う可能性が輝き始めます。

 

こういう風に考えていくと

人生の中で起こることには

「良い」とか「悪い」ということが実はない、

ということになってきます。

 

そして実はすべては自分次第、すなわち

自分のライフ・エディターとしての能力

かかってくる、という結論になります。

 

この核心部分は、また明日。 

 

*写真は2018年3月、知床国立公園にて