長椅子。 | pacoの日記

pacoの日記

小さな港町
からの
ひとりごと










Share(シェア)したいー

なんかFacebookもしていない私が、Shareしたいー 

と使うのもなんなんですが、

いや、正直 ちょっと Shareしたいー という言葉を使ってみたかっただけ・・も

あるのですが、

いや、ホントの所、 近しい人としか Shareなんてしたくない!な私 ですが、


今日は、ブログの皆と Share、したい。


ブログの皆は、私の この鍵を開けっぱなしの部屋に、 入って来てくれる。

ある意味、近しい存在だと 思っている。

(いつもながら、前置きまどろっこしくって スミマセンf^_^;)



久しぶり?の日記、

Shareしたいーという気持ちから。



私の通り道の公園で、今 神戸アートビエンナーレなる催しが やっている。

公園のだいたいの部分で、 船の積み荷にするようなコンテナが置かれている。

ちょっと公園が通り辛くなっているのが、少し 辛い。

でも、色んなとこに、アートが見えているのは いい。



仕事の帰り道、いつものように公園を通る。

白い発泡スチロールで出来た椅子が そこかしこに 置いてある。

公園の芝生の上。

それもアートの一部なのかな。

アートを見る会場はお金を払わないと入れないように柵で規制されているが、

その 発泡スチロールの白い椅子は それ以外の 自由に散策出来るスペースの中に

置かれている。

いつも帰り道は そのどの椅子にも誰かが座っているほど けっこうな人気?で、 

私は横目でそれを眺めながらも、足早に通り抜けていた。



今日は、いくつもの椅子が 空いていた。 座る人 不在。

なんか、私の座る番なのかな・・ と思って

どの椅子にしようか 少しの間 辺りを見回した。


少し遠くにソテツの木が見えて、

そこの椅子は、「長椅子タイプ」の椅子だった。

しかも 一つだけ ポツンとあった。



他の場所の椅子ってね、けっこう小さ目の椅子が2つ向かい合わせに置いてあったり、

3つか4つ、座談会するみないに石を囲んで置いてあったりしてね・・

どれも、まぁ (一人)ボッチな私には 不似合いな物だったん。


前は そこの前を通ると、2つの椅子にカップルが座って楽しそうに話してたり、

3つの椅子のとこには愛犬を連れたオバちゃん達が 犬を側にして談笑してたりー

まぁー 誰かしら、誰かと一緒な訳ですよ。


そんな所、 広い芝生の上の一つの椅子に 私がこしかけるとしたら

まるで、[世界の中心から孤独を叫ぶ!] みたいになりそうで・・^_^;

なかなか座れないよっw



でも、

今日 見えたその椅子は 私にも

『座っていいよ~~』って言ってくれてる みたいだった。


近づいて、その長椅子にこしかけて

ぼんやりと目の前に見える景色を眺めていた。

そしたら、凄く 落ち着いたよ。



見えるのは前に公園と 人々と、その奥に   海。  港、  船。

それに、湿った潮の香りがした。



それは、いつも見えている景色で変わらぬものだけど、

とても ゆったりとした気分で眺められた。

ソテツの木の下で、まるでちょっとした南国のリゾートみたいw

夕刻のラグジュアリーでも、あった(笑) 


白い発砲スチロールの 上。

真っ白で、 真新しい気分になれた よ。




その後、とことこ歩いていくと

久しぶりに、この公園で知り合ったOさんに出会えた。

「あぁ、久しぶり~!」と(^-^)

少し話し そして、家路に。

良い帰り道、 だった。









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家帰ってから、お風呂入ったりして 何気にテレビをつけた。

そしたら、伊勢神宮の ※式年遷宮での[遷御(せんぎょ)の儀]の模様が

映し出された。

※ 伊勢神宮(三重県伊勢市)で2日夜、20年ごとに社殿などを一新する式年遷宮で内宮の神体を新正殿(しょうでん)に移す「遷御(せんぎょ)の儀が行われた。
1300年余の歴史を伝え今回で62回目、戦後4回目となる神道最大の儀式。


暗い闇の中、厳かにご神体が白い絹布に囲われて、新しい家へと移動している模様だった。


それを見て、わけも無く 涙がぼろぼろとこぼれた。

何故か 涙が、とめどなく流れ出る。  いっきに。


ほんの数分のテレビの放送なのに。




昔 友達の優ちゃんが、エジプトに行ったときに

何とかっていう宮殿の中に入った時の事を話してくれた事を、思い出した。

その時、彼女は訳もなく涙がとめどなく流れ その場に崩れ墜ちたらしいーー。

凄い経験だったよ、と。 

私はその時、そんな事って本当にあるかなぁ?なんて疑心暗鬼だったけれど・・


今日は、それが ほんとうなんだな と

分かった。


今日、遷御の儀が行われている事も 恥ずかしながら 知らなかった。

なのに、涙が溢れたのは 何故なんだろう・・



不思議 だった。










おやすみなさい(*^-^*)







☆彡












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