斜に構える
「物事に正面から対処しないで、皮肉な態度で臨む」
数年前、日本の就学時相談の時に
ビネー発達検査を担当した先生が
息子の性格をそう表現した。
わからない事、できない事には
「ちょっとこういうのは好きじゃないんだよね。」「これかな、いや~ちょっとどうかな~」といい、
しってる事、わかる事には
「おじさん、ここらへんにありそうじゃない?わからない?これだよ。」「おじさん、◯◯だよ。知らないの?」といっていたそうだ。
わからないから教えて欲しいと言えず
(適切に自ら支援を求めることができない)、
問題を出す相手が答えを知ってる大人だとわかっていない
(相手と自分の立場や状況を理解していない)、マイペースで指示が入りにくい
暗黙の了解や雰囲気が読めないのがよくわかる結果だった。
そして、IQは100を越えており知的な問題は無かったが不器用なので漢字でつまずくだろうと。
きっと何も説明しなければ、普通の人には
「しつけのなっていない、生意気で反抗的、やる気がない子」
に見えてしまうだろう。
こんな性格の息子を本当に理解し協力してくれる人は少ないだろう。
だが探し続けるしかないと思った。