アメリカでは教科の中に「社会性と感情(情動)の学習(SEL=Social Emotiomal Learing)」というのがある。日本の「道徳」みたいなもの、だけど少し違う。


そこでは次の「5つの力」を学習するとされている


①自己認知(Self-awareness): 自分の感情、思考、価値観、そして、それらが自分の行動にどのような影響を与えるかを正確に認識できる能力。自分の強みや弱みを把握し、自分にはできるという自己効力感を持ちながら前向きに物事を遂行する能力。

②自己管理(Self-management): 自分の感情、思考、行動を律する能力。ストレスのコントロール、衝動の抑制、やる気の持続を効果的に行いながら、学習面や生活面の目標を達成する能力。

③社会認知(Social-awareness): 他人の立場に立って物事を理解し、共感できる能力。社会規範や倫理規範を理解したり、家族・学校・コミュニティのなかで自分がアクセスできる社会の支援体制について認識する力も社会認知力である。

④対人関係(Relationship skills):多様なバックグランドを持った個人やグループと良好な関係を築き、維持することができる能力です。ここには、自分の意見を表現する、他人の意見を聞ける、他人と協力する能力だけでなく、同調圧力に抵抗できる能力、自ら支援を求めたり、他人を支援することができる能力。

⑤責任ある意思決定(Responsible decision-making):安全性・社会規範・倫理規範に基づいた選択をし、行動することができる能力。また、自身の行動の結果を現実的な視点から評価し、自分や他者の幸せを考慮することができる能力。

どういう時に自分はイライラしやすいのか、それはどうしてなのか(考え方の癖を見つける、過大でも過小でもない正しい自己評価する)。

リラックス出来る呼吸法や場所で気持ちを切り替えていく(自分の力で自分の心と折り合いをつけていく)。

などをスクールカウンセラーから教わり、グループで気持ちを話し合ったり、リラックス方法を実践していく。



今、この生きている世界は理不尽で不条理で完璧なものなど無く、どうにもならないことが多くある

助けをかりたり、折り合いつけつつ、楽しみを見つけ、自分で進む道を決め、えっちらおっちら進んで行くしかない。


失敗しない人、間違わない人はいない。

だから自己肯定感の低下や二次障害になってしまう時があるのはしかたがない、どんなに頑張っても避けきれない。

そこから立ち上がり、進んでいく力が必要なのだと思う。