今日も暴風。
今んとこ雨は降ってないけどいつ降ってもおかしくない状態。
今日はちょっと早めに起きて日本へ送る荷物を郵便局へ持って行く。
3個もあるので何往復かしないといけない。

慌ただしく朝食を済ませる。
朝のニュースで、今日はフットボールとラグビーのビッグマッチがあると言っていた。
ラグビーはフランスvsスコットランド。
そう言えば昨日、ロイキが言ってたなぁと思い出す。
彼は長年ラグビーをやっていた。
だからとても楽しみにしているようだ。
ましてや母国フランスだものね。

さてと、大仕事開始。
どうにかして一回で郵便局へ持って行けないものかと試行錯誤するがどうやっても無理。
おまけに雨が降り出したから一個一個濡れないようにビニールに入れて持って行かないといけない。
私があれこれやっているとホストマザーが
「そんなにあるの?!車で送って行ってあげるから車に乗せなさい。」
と言ってくれて甘えることに。
おかげで一度に郵便局に持って行く事が出来た。

郵便局では今回も必要以上に汗をダラダラかきながらお願いする。
前回優しくしてくれたおばさん局員が私のことを覚えていてくれて声を掛けてくれた。
そして私の希望を伝えると、その中でも安く送る方法を教えてくれた。
用事が全て済んだ後に郵便局の外へ出ると、お風呂上がりに似た気だるさが全身を覆っていた・・・。

家に帰ってランチをとった後はコラリンとお買い物。
いつもの場所で待ち合わせて一緒に歩いて行く。
土曜日だけあって人が多い。
まずは本屋さんへ行ってお土産を物色。
ここはいろんな雑貨も売っている。
その中でも、マーマイトのイラストが書いてある雑貨が可愛くて、数点購入した。
レジのお兄さんに
「キミはマーマイト好きなのかい?僕は苦手なんだよねぇ」
と、どうでもいい個人情報を披露される。
次に向かったのは店じまいの為セールをしている洋服屋さん。
ここではコラリンが、彼女のお父さんと弟くんへのプレゼントを探す。
この店では弟くんへのプレゼントが見つからず、別の店に行った。
この店にあったパーカーに、日本語で「その土地は朝日」と、意味がわからない言葉が書いてあった。
しかし日本好きなコラリンはそのパーカーを見て、
「これを弟にあげよう!」
と言って買っていた。
ついでに同じ文字が入ったトレーナーもあり、コラリンは自分用にそれを買っていた。
その他いろいろ見て回り、最後に£1ショップに行った。
バレンタインデーが近付いていることもあり、バレンタイングッズがたくさん売られている。
日本のバレンタインとは違い、こちらではとにかく恋人同士の愛を深めようぜ!的な行事らしい。
だからバレンタイングッズもアダルティーなものが多い。
その中で目を私の目を引いたもの、それは・・・手錠。
赤いファーでデコレーションしてある。
すっげーカワイイんですけどー!!
ファッションに使えるので買った。
£1だしね。

全ての買い物が終了して家に帰る。
その時にコラリンからちょっとショックなことを聞いた。
彼女、来年の春に日本へ留学しに来ると言っていたが、日本から韓国へ変更したらしい。
理由はお金。
日本はやはり生活するにはお金が掛かり過ぎるとのこと。
語学学校、住まい、食費なんかを比較してみても日本と韓国では半分近く違ってくるらしい。
日本に留学の場合、働かなければ生活出来ないが、韓国だと働かなくても生活可能みたい。
そして韓国と日本は近いから、ホリデーには韓国から日本へ遊びに行くと。
元々日本か韓国っていう2つの選択肢があった彼女なので、経済的に韓国の方が条件が良いならそれも致し方あるまい。
そんなこんなをいつものように分岐地点で立ち話をして別れる。

帰って再びお土産送付作業の準備に入る。
段ボールに詰めて箱を作っていく。
またこれを月曜日に郵便局に持ってかなけりゃ・・・。

今日は私にとって最後の週末。
パーリーがあるんだけどいつものようにフランスタイム。
いっつも集合時間直前に連絡が来るんだ。
いつでも出掛けられるよう準備しておく。

夕食時、ラグビーの試合をテレビでしていた。
私の苦手なゴリマッチョたちがぶつかり合っている。
ラグビーは好きなんだけど、選手が苦手・・・。
いくら大好きなフレンチメンと言えど、ラグビー選手には好みのタイプがいない。
そんなゴリマッチョたちをうっとりした目で見ているのはホストマザー。
「ステキね~♥」
と言っている。
「えー、私筋肉モリモリなの苦手だわぁ。細い人が好き」
と言うと
「そんなの男らしくないじゃない!」
と驚いていた。
まぁ好みだからしかたないよね。

試合を見ているとフレンチ好きな私は必然的にフランスを応援してしまう。
ホストマザーはもちろんスコットランド。
フランスがトライしそうになると自然に
「Aller aller aller!!(行け行け行けー!)」
と言ってしまった。
するとホストマザーは
「フランスが攻めてるのよ!スコットランドじゃないわよ!」
と言う。
「私、フランス応援してるんで」
と言うと
「そうか、あなたはフレンチメンが好きだものねぇ~」
と呆れた顔で言う。
そしてホストマザーと私の応援合戦が始まった。
結果はフランス勝利。
やったー!!

ラグビーを見終わって部屋に入る。
パソコンでyoutubeをチェック。
何か面白い動画がないか探していると、偶然聖飢魔Ⅱの解散ミサ(ライブ)のドキュメンタリーの動画を発見。
聖飢魔Ⅱは私が小学生の時に夢中になったバンドだ。
ここから私のメタル好きが始まった。
中学高校とXに夢中になったが、聖飢魔Ⅱのミサには通っていた。
大人になってからも行ってたし。
1999年、聖飢魔Ⅱが解散する年にはずいぶんと落ち着いていたので解散ミサには行っていない。
初めて見る解散ミサのドキュメント。
最後の場面では思わず号泣してしまった。
彼らがデビューした時からかなり長い間好きだったので、当時を思い出してしまった。
あらためて思ったが、彼らのバンドとしてのレベルってかなり高いと思う。
一人一人(一悪魔一悪魔が正解かな)がかなりハイレベルな演奏テクニックを持っている。
聞いてて安心できる。
そしてやっぱり部屋で一人ヘドバンしたり腕を振り上げたりする。

そうやって遊んでいるとオントナからメールが。
やはり30分後に集合ということ。
集合場所まで歩いて20分くらいかかるのに・・・。
慌てて身支度を整えて出掛ける。
まぁ慌てて行っても誰も来てないのはわかってるけど・・・。

集合場所に着くと程なくエバが来た。
「ゴメン!ちょっと遅れちゃった!」
と走って来たが
「大丈夫だよ。フレンチメンはまだ来ないだろうから。いつも遅いからまだ来ないよ」
と言っておく。
あまりに寒いので店の中に入って待つ事に。
店の中から外を見ているとオントナとロイキがやって来た。
今夜のメンバーはこの4人。
「今夜は◯◯が最後のウィークエンドだからガンガン飲んでガンガン踊ろう!」
と言うオントナの掛け声でパーリーは始まった。

この夜の記憶が途中で途絶えている。
断片的な記憶はあるのだけど全く繋がらない。
気が付いた時には朝だった・・・。
昨日はものすごい暴風雨の中帰宅した。
すごい悪い天気なのにうちの庭には洗濯物が干してあった。
ってかこっちの人、天気悪くても平気で干しっぱなし。

今朝は雨はやんでいたものの、暴風が吹き荒れている。
髪の毛がグチャグチャになるから嫌なんだよなぁ・・・。
心の中でブツブツ言いながら学校へ行く。
今日はコラリンに会わなかった。
学校へ着いてラウンジへ行ってコラリンを待つ。
今日はちょっと遅いみたいね。
コラリンを待っているとオントナとロイキが来た。
「おはよう◯◯~!」
と爽やかに入ってくるオントナ。
「おはよう◯◯!見てくれ!今日はバッグを持ってきたよ!」
と自慢げに入ってくるロイキ。
「当たり前だけどね」
と言うと
「キミの言う通りだ!」
と、変な感心をされた。
しかしロイキは宿題を忘れてた・・・。

最近私の中ではロイキがマイブーム。
と言っても彼が魅力的で・・・とかじゃなく、彼の喋り方がね。
彼はフランス人。
そしてかなりフレンチアクセントが強い英語を喋る。
これはフランス人に共通して言えることだから別にどうでもいいんだけど、彼の場合はフレンチアクセントに加え、マルセイユアクセントが入ってくる。
彼はフランスのマルセイユ出身なのだが、ここは独特のなまりがあるらしい。
フランスも北部南部でずいぶんと方言が違うみたい。
北部のコラリン、南部のオントナ、ロイキ。
しかしオントナはそれほど気になるなまりはない。
それをオントナに聞いてみると、マルセイユは南部でも特別なのだそう。
確かにロイキはフランス人軍団でフランス語で話している時もちょっと違う。
独特のアクセントとリズムがある。
まぁ日本も狭い島国のわりに地域でずいぶんと言葉が違うからね。
そう考えるとたいして不思議なことではないのだが、このマルセイユアクセントが私のツボに入る。
授業中もやたらと喋るロイキだから「フレンチなまりマルセイユアクセント英語」(略してFME)炸裂。
FMEが出る度に思わずマネをしてしまう。
以前までは月曜日オンリーだったからさほど気にならなかったんだけど、毎日登校してくるようになってものすごく気になりだした。
ブレイクタイムやランチタイムではロイキとはFMEで話す。
それを聞いてオントナとコラリンは笑っているが、ロイキ自身は何も気付いちゃいないからウケる。
このFME、文字ではどう表現してよいのかわからない。
とにかく語尾が全て上がる。
帰国して私と会った人には披露できるのでお楽しみに。
しかしこんなことばっかりしてると、本当に何を学びにイギリスに来たのかわからない。
実際5か月イギリスにいて身に付いたものって、フレンチなまりの英語を聞き取る力と、FMEで話すことだけ。
未だネイティブブリティッシュイングリッシュは聞き取るのが困難。
フランス語まじりのパブでの英会話しかできないからフォーマルな場での英会話は苦手ときたもんだ。
あー、フランスに留学に行きたい・・・。

話が大きくそれたが、コラリンも登校してきてしばし歓談。
朝の体操も忘れない。
オントナとの組手だ。
ここでいっつも頭をぐちゃぐちゃにされるからすごいムカつく。
ツインテにしていても朝の時点で一回結び直さなければいけない。
その後は紅茶を作って教室に持って行く。

あー、今日もつまんねールイスの授業かぁ・・・と思ったけど、よく考えてみるとルイスと会うのはたぶん今日が最後。
来週からはヒラリーが帰ってくる。
ルイスはヒラリーの代打先生だったのであくまで臨時。
そう思うとルイスの最後の授業も大切にしなくちゃなぁと思う。
かと言って授業が華々しいものに変わるわけではなく、あくまで淡々・・・。

今日の授業の中で日本の若者に関するコラムを利用する場面があった。
典型的な現代の日本の若者で、いわゆるフリーター。
その彼が語る場面があるのだけど、彼は自分の父親みたいな生活は嫌だと。
父親の世代は働き過ぎだ、自分は過労死はイヤだ、という。
これもちろん英語なんだけど「過労死」って「Karosi」って表記になるみたい。
私、最初は「かろし」さんっていう人の名前かと思ってたけど、にしては文章がおかしいし・・・と思いながら理解できずにスルーしていた。
しかし日本大好きな割には未だに日本にサムライがいると思っていたロイキが
「◯◯、Karosiって誰だい?日本では有名なのかい?」
と聞いてくる。
もちろんFMEで。
「さぁ・・・誰だろうね?聞いたことないわ」
と答えたが、ものすごく気になって考えていたらやっと全てが繋がった。
「あぁそうか!過労死だ!」
と日本語で叫ぶ。
「それは何をして有名な人なんだい?」
と聞かれたので
「人の名前じゃないの。日本が抱えている問題の一つなんだよ」
と答える。
「それはどんな問題なんだい?」
と聞かれたが、どう説明していいのかわからない。
詳しく説明すると難しい単語がたくさん出て来るからやっかいだ。
ほら、なんせパブでの会話しか出来ないから私。
簡単にかいつまんで、そして私が解る範囲の英語で説明するとこうなった。
「働き過ぎて人が死ぬんだよ」
まぁ文字のまんま。
「え?どういう意味か解らないよ」
と言うロイキに
「日本人は働きすぎるんだよ。働き過ぎて自分でも気付かないうちに体や心をを壊して死んじゃうんだよ」
と説明すると
「そんなことがあり得るのか?!」
と驚いていた。
ルイスが
「日本人は自分のホリデーすらもとりにくいって聞くしね」
と言うので
「そうなんだよね。休みをとる事が悪いような風潮があるんだよね」
と付け加える。
ロイキが
「フランス人は基本的に怠け者だから、死ぬくらい働くなんて信じられないよ!ホリデーもとれないなんて・・・。でも日本の素晴らしいアニメやゲームはそうやって働く日本人だから出来たのかもしれないね」
と言うので
「アンタ、日本に住んで日本で働くのが夢なんでしょ?一生懸命働いてアンタが大好きなゲームを作ればいいじゃん!
と言うと
「俺には無理だな。死ぬくらい働かないといけないんだろ?ホリデーもとれないんだろ?日本は諦める・・・日本のゲームのユーザーでいるのが一番だよ」
と。
あぁ、一人の青年の夢を壊してしまった・・・恐るべし「Karosi」。

ブレイクタイムにトレシャー(先生)に昨日の水族館の文句を言う。
トレシャーは行っていないので報告も兼ねて。
「そうみたいだわねぇ」
とシレーっと言うので
「私は魚が見たかったのに!」
とプリプリ怒る。
オントナが
「◯◯は来週いっぱいでここを去るんだ。その前に水族館に行かせてあげるべきだと思う。一番楽しみにしてたしね。だから来週のどこかで午後の授業を水族館にしてもらえないだろうか?」
と打診してくれた。
トレシャーが他のみんなにも聞いて、他のみんなもそれには賛成だったので来週のどこかで調整してくれるとのこと。
やったーーーーー!!水族館に行けるぞーーーーー!!

午前中の授業が終わり、最後にルイスに挨拶をする。
「ここでの生活は楽しめた?」
と聞かれ
「楽しいことばかりだったよ」
と答えると
「それなら良かった♪またいつでも戻って来てね、私たちはあなたの帰りをいつでも待ってるから。アナタの旅の安全を祈ってるわ」
と言ってくれ、ちょっとウルっときた。
「ありがとう・・・」
とハグしてお別れ。
ちょっとメソっていた私をロイキが
「よく言えたね。エクセレント!」
と言って褒めてくれる。
この「エクセレント!」がFMEの代表ワード。
メソっていた気持ちが一気に回復し、笑いのツボに入る。
さっきまで泣いていた私が急に笑い出したのを不思議そうに見ているロイキ。
そう、彼は自分のFMEには気付いてないから・・・。

ランチにキッチンへ行くといつものようにコラリンがいた。
オントナはロイキと買い物。
コラリンと話していて、日本のヒーローの話になった。
私が仮面ライダーの変身シーンを再現していると、そこへハナ(先生)がやってきて、「へんっしんっ!とう!」っとやっている私を見て大爆笑する。
「なにそれーーー?!超ウケるーーー!!」
って。
「仮面ライダーの変身。これがいろいろあってね・・・」
と、仮面ライダーの変身の仕方の説明を実際にやりながら説明していた。
話の流れで、昔デパートの屋上で催されていた仮面ライダーショーの話になっった。
「基本的にちびっ子がショッカーにさらわれて舞台に上げられて、ステッカーをやるからショッカーの仲間になれとかそそのかされるんだけど、そこへ仮面ライダーがやって来て・・・」
と言ったところにオントナが帰ってきた。
ちょうどいいタイミングだったので、オントナの前に立ちはだかって仮面ライダーのアクションで
「待てぇぇぇい!!!」
と言ってみた。
鳩が豆鉄砲くらった顔のオントナ。
大爆笑のコラリンとハナ。
オントナに経緯を説明する。
「待てぇぇぇい!!!」の意味も聞かれたので説明する。
ほどなくロイキがキッチンへ入ってきた。
するとオントナがロイキの前に立ちはだかって仮面ライダーのアクションで
「マテェェェィ!!!」
と。
うん、上手に言えました。
即座に
「Quoi???(何っ?!)」
と目をパチパチさせているロイキ。
そんなロイキをみんなで笑う。

その後は仮面ライダー戦い方講座。
オントナが
「そのヒーローはその後どうやって戦うの?」
と聞くので、実践で教えてあげる。
「ここでパンチ!ブシッ!」「とうっ!飛んでキック!ズシュっ!」
と必死でやっていると、人が真剣に教えてあげているにも関わらずオントナが大爆笑し始めた。
「何?何がおかしいの?ここ笑うとこじゃないんだけど」
と言うと
「ゴメンゴメン、いやさぁ、さっきから『ブシッ!』とか『ズシュッ!』とか言ってるけど、それってもしかして効果音?!面白過ぎるよねぇ~」
と言う。
ヒーローごっこに効果音は欠かせんだろ?!
「フランス人のちびっ子は言わないの?」
と聞くと
「言わないよー」
と言われた。
そんなつまらんヒーローごっこってあるか?!

ヒーローの話からドラゴンボールの話になった。
やっぱりドラゴンボールはワールドワイドだ。
ロイキに
「『カメハメハ』ってどういう意味?」
って聞かれて困った。
あれって意味あるの?
「元々カメハメハってハワイかどっかの王様の名前だよね・・・」
と言うと
「え?ドラゴンボールは日本のマンガじゃないの?ハワイのマンガ?」
「いや、日本、日本のマンガだよ。でもカメハメハはハワイの王様で・・・」
「え?やっぱりハワイ?」
「あーーーーーもーーーーーややこしいーーーーー!!」
イライラする。
「カメハメハに意味なんて無いんだよ。なんか語呂がいいからつけたんだと思うよ。鳥山明に聞いてみなよ」
と言っておいた。
「アキラ トリヤマはすごいよね・・・」
と語り出したロイキを無視する。
オントナが
「カメハメハは日本語バージョンでもカメハメハなの?」
と言うので
「日本語バージョンっていうか、元々日本語だから、カメハメハはカメハメハだよ。逆に聞きたいよ、フランスでもカメハメハなの?」
と聞いたらどうやらそのまんまカメハメハらしい。
フランス語吹き替えバージョン見てみてーなー。
なんかボショボショ喋る登場人物たちなんだろうなぁ。
ベジータとか面白そう・・・。
ちなみにフランスではベジータ人気がすごいみたい。
ロイキがベジータのモノマネを得意げにやってたけど、そもそもフレンチバージョン見たことないから似てるかどうかなんてわからない。

ドラゴンボールの話から「御飯」の話に。
日本大好きロイキが
「日本では朝昼夜に食べるものを『ゴハン』って言うんだよね?」
と言うので
「そうだね、朝御飯、昼御飯、夜御飯とかって言うね。でも御飯は、ライスって意味も含まれてるんだよ」
と説明すると、
「そうなのか!日本人はゴハンをいつも食べてるんだよね?どこの家でもゴハンを作っているのかい?」
と聞かれた。
はぁ?と思ってよく考えると、彼は「日本では各家庭で米を作っているのか?」
と聞きたいのだろう。
「その場合は『ゴハン』じゃなくて『コメ』になるかなぁ。『コメ』はライスって意味なんだけど・・」
「さっき『ゴハン』がライスって言ったじゃないか」
「うーん、そうなんだけど・・・同じライスでも『ゴハン』と『コメ』じゃちょっと使い方が違ってきて・・・」
としどろもどろになる。
ロイキも私も困惑している様子を見てオントナが
「ロイキ、日本語はかなり難しい言語だよ。きっと◯◯も説明が難しいんだよ」
とフォローしてくれる。
日本人でありながら日本語の説明ができないって情けないとも思うが、それだけ難しい言語なんだろうなぁ。
まぁ英語もフランス語も日本人の私にとっちゃぁまだまだ未知なる奥の深い言語なんだろうけどね。
そう考えると言語を教える先生っていうのはすげーなーと思う。

仮面ライダーから最後は言語の難しさの話になったよくわからない時間。

午後の授業が始まる時間になり、私は帰宅する。
今日は午後の授業が終わったあとにコラリンとフレンチベーカリーへ行くので再び学校に戻って来る予定。
家に戻って日本へ送る荷物の準備をする。
なるべく身軽に帰りたいので送れるものは全て送る。
ただ、まだお土産を買いそろえていないので全ての箱は封が出来ない。
封が出来るものから封をして住所を貼っていく。
明日、郵便局に持って行けるものは持って行く予定。
そうこうしているとすぐに学校に行く時間になった。

学校へ着くと、ちょうど午後の授業が終わって午後組が出てきたところだった。
自転車のロイキは
「Salut~!(じゃーねー)」
と言ってスイーっと帰った。
この「salut」ですらマルセイユなまり丸出しでウケる。
オントナとコラリンと一緒にロイキのマネをしながら歩く。

途中でオントナとバイバイしてコラリンとフレンチベーカリーへ。
このベーカリーは、以前コラリンがこっちへ来ていた時にも行った。
フランス人が経営してて店の中で焼いている。
そしてとてもとても美味しい。
croissant(クロワッサン)、pain au chocolat(チョコレートパン)、Chausson aux Pomme(アップルパイ)、欲しいもの目白押し。
特にcroissantは大きくてしっとりしててバターたっぷりでサクフカしてて美味しい!!
お店に入ってコラリンと喋っていると、コラリンの英語のアクセントからフランス人と解ったのだろう、お店の人が
「フランス人?」
と聞いてくれる。
これは前に来た時も同じだった。
そこからはフランス語でのやり取り。
私は大好きな3点をオーダー、コラリンもChausson aux Pommeをオーダー。
そしてなんとコラリンが全てごちそうしてくれると!!
ありがとーーー!!
私、欲張って3点もオーダーしちゃったのに・・・テへ。

お腹もすいていたので外のベンチに座ってChausson aux Pommeをいただく。
中のリンゴがしっかり煮込まれていてトロトロ。
私、リンゴは大嫌いだけどアップルパイは大好き。
毎日お弁当の中に入っているリンゴを毎日学校のキッチンへ置き去る私。
「日に日に○○の問題が積み重なっていく・・・」
とみんなに言われる。
ヒラリー(先生)が
「よしっ!これをアップルパイにしましょう!アップルパイなら◯◯も食べられるもんね♪」
と言ってくれたので、いつかアップルパイに変身するだろう。
しかしそれを聞いたオントナがカワイイことを言ってくれた。
「でもこのリンゴがアップルパイになったらもうここにはこのリンゴたちは無くなってしまうってことだよね?◯◯がいなくなってもこのリンゴを見たら○○がいる気になれるかなぁって思ったけど、無くなったらそれもできなくなるね・・・」
可愛い!可愛過ぎるっ!!
「大丈夫だよー。私の片鱗、いたる所に残しておくからねー」
と言いながら、宝探しの如く色んな場所に私の片鱗を残しておこうと決めた。

Chausson aux Pommeから大きく話がそれた。
ま、リンゴ繋がりってことで・・・。
それたついでにもう一つ。
今日、オントナとロイキに日本のガムをあげた。
このガムはいわゆるボトルタイプのもの。
日本のボトルタイプのガムって、噛んだ後に包んで捨てましょうって紙が入ってる。
それを見たオントナが
「これは何?」
と聞いてきた。
「ガム噛んだ後に包んで捨てる用の紙」
と答えると、ものすごく驚いていた。
「ニホンってすげーな!」
って。
後から来たロイキにもフランス語で説明してあげている。
それを聞いたロイキは
「ニホンっぽいよね、こういう発想。エクセレント!」
と、もちろんのことFMEで言う。
私、とても不思議に思うんだけど、こっちの人ってどうやってガムを捨てるんだろ?
道路や街中にはいたるところにガムを捨てたらしき跡がある。
やっぱりその場にペって捨てるんだろうか?
今まで何度かガイジンたちにガムをあげたけど、誰一人としてその後を見たことがない。
オーバンですらいっつもガムを噛んでいた人だったけどその後を見た事がなかった。
気が付いたら新しいガムに変わっていた。
かと言ってその辺にペってしたのは見た事がない。
もしかして飲み込んでる?ちびっ子?
とにかく、捨て紙付きの日本のガムはエクセレント(FME)ってことで♪

明日はこの町で過ごす最後の土曜日。
日中はお土産を買いに町へ出る。
コラリンも家族にお土産を買いたいとのことで一緒に行く事に♪
夜はラストパーリー・・・たぶん。
今日は中国の旧正月ってことで、朝の情報番組では特集が組まれている。
名前がわからないけど、獅子舞のトラバージョンみたいな目がパチパチするものとかも出てきてスタジオは賑やか。
「中国はセレブレーションよ」
と言うホストマザーの言葉で思い出した!
今日は私の母の誕生日だ!!
ブレイクタイムに電話を入れておこう。
誕生日プレゼントは私のサプライズ帰国ってことで。

今日は学校が終わったら水族館の日。
とても楽しみ♪
「サメが全滅らしいね」
とか朝からホストマザーとも水族館の話で盛り上がる。

ルンルンな気分で登校。
今日もコラリンと会った。
もちろん水族館の話。
しかし今日は水族館の話からジャニーズの亀梨クンの話になった。
私が
「カメはいるかなぁ?」
と(もちろん)英語で言うと、コラリンは英語の「カメ」がわからないようで
「それ何?」
と。
カメをどう説明しようか迷いながら形態模写をするが????な顔のコラリン。
日本語で
「亀ってどう説明すればいいんだろう・・・」
と私がつぶやくと、突然コラリンが
「カメ?!あぁカメ!!わかったわかった!カメナシクンのカメね!」
と、ジャニーズ好きが故に亀梨クンから「カメ」がわかったという、なんともありがたい話。
それも彼女の覚え方は、亀梨クンは「カメ」と「ナシ」をそれぞれフランス語に変換して覚えたと。
「アカニシクンはどういう意味?」
と聞かれ、
「アカはレッドでニシはウェスト」
と答えておく。
ほとんどルー大柴。
まぁ彼女の日本語の勉強にもなるからよかろう。

学校に着いてラウンジでお喋り。
そこへロイキがやって来て
「俺はバカなんだ!」
と突然言い出した。
「知ってる」
と言うと
「そんなこと言うなよ~」
と少し情けない顔をする。
「で、何?」
とあらためて聞くと
「俺は今日、全ての物が入ってるバッグを家に忘れてきた。だから教科書も鉛筆も何も無いんだ!」
と、本当にバカなことを言う。
「家近いんだし自転車なんだから取りに帰れば?」
と言うと
「もう学校に着いたからイヤだ」
と、わけのわからない事を言う。
「だから今日は◯◯に全部貸してもらうからな!ハハハ!」
と言いながらラウンジを出て行った。
「アイツ、本当にバカだよねー」
とコラリンと言い合う。
後からオントナがやって来て
「◯◯、ロイキが今日バッグ忘れたって言ってたから教科書とか鉛筆とか貸してあげてな」
とあらためて言われた。
18歳ながらしっかりした子だ。
3○歳の私の世話も23歳のロイキの世話もするなんてなぁ・・・。

教室に行くとルイス(先生)とファットマが既に来ていた。
「ちょっと聞いて。ロイキは今日、バッグを家に忘れてきて、自転車以外何も持ってきてないんだよー」
と私が言うと、肝っ玉母ちゃんのファットマは
「もう~、しかたのない子ね~」
と笑いながら言っている。
そこへロイキが
「グッドモーニーン!」
と言いながら入って来た。
「アナタ、今日、バッグ忘れてきたらしいわね!」
とファットマが言いながら、鉛筆とノートを貸してあげた。
素晴らしい!
そしてルイスも予備の教科書をロイキに貸してあげている。
みんな優しいなぁ・・・。
ロイキも
「みなさんありがとうございます・・・」
と言いながら受け取っていた。
結局私はなんにも貸す物はナシ・・・♪

木曜日ともなるとルイスの淡々授業にも慣れてきた。
ルイス自身も生徒の個性をつかめてきたようで、少しフランクになった。
途中でちょっと無駄口たたきながら授業を受けているとあっという間にブレイクタイムになった。

ラウンジで母に電話を掛けてお祝いの言葉を述べる。
そこでちょっとびっくりすることなんかを聞いて
「マジで~?!」
とデッカい声で喋っていた。
母との電話を終えてキッチンへ行くとオントナが
「マジデ~!」
と言って笑っている。
「どういう意味なの?」
と聞かれたので
「C’est vrai?(本当に?)みたいな意味」
と教えてあげると、何かある度に
「マジデー?マジデー?」
と言っていた。
なかなか吸収が早くてよろしい。

とここで、ちょっと私が気になっていたことをトレシャー(先生)に質問する。
「今日の水族館って、午後の授業が終わってから行くの?」
そう、午後の授業が終わるのが3時半。
そっから歩いて水族館へ向かって、多く見積もって4時。
水族館の閉館時間は確か5時。
1時間しかないじゃん!
それが気になったので聞いてみたのだ。
「そうよ、3時半に学校を出るわよ。」
と言うトレシャー。
「それだったら1時間くらいしか見られないよ。1時間じゃ足りないよー」
と言うと
「そんなに大きくないから1時間もあれば充分よ♪」
と言う。
私の地元の小さな水族館だって1時間じゃ無理だぞ・・・。
コラリンが
「走って回らないとね」
と言うので
「せっかくカメラのバッテリーをフル充電したのに走ってたら写真が撮れないよ」
とブツブツ言う。
まぁ行けないよりはいいか・・・と思いここは引く。

午前中の授業を終えてランチタイム。
今日もロイキは「イギリスの」寿司を買ってきて食べている。
今日はオントナまで「イギリスの」寿司とナシゴレンを買ってきて食べている。
ちょっと待て!なぜ御飯と御飯なのだ?!
どっちをおかずにどっちを主食として食べるんだろうか?
まぁそれを言うと、お好み焼きをおかずに御飯を食べたりタコヤキをおかずに御飯を食べたりする私と一緒か。
とりあえずあまり深く突っ込まずに不思議なランチを摂るフランス人を斜め後ろから見ていた。
ちなみに本日の「イギリスの」寿司の中身はアボカドと赤ピーマンとカリフォルニアロールでした。
それに醤油をじゃぶじゃぶ掛けて美味しそうに食べていた・・・。

食後はなぜだか再び関節技教室。
オントナもロイキも若いのと、毎日ジムやジョギングで体を鍛えているので少々手荒なまねをしても大丈夫。
おまけに手足が長いので関節技掛け放題!
日本じゃなかなか実践が出来ないのでここぞとばかりに色んな技を試してみる。
もちろん私には掛けさせないよ。
教えるだけ教えたらあとはフランス人男子同士で練習させる。
だって、女の子だもんっ♪
それを実際に日本語で口に出して言ったらコラリンが
「あ!それ聞いたことある!なんかの日本のマンガの歌に出てくるよね?!」
と言う。
なに?この子、アタックNo.1にまで精通しているのか?!
「だけど涙が出ちゃう 女の子だもん」
と教えてあげると
「そうそう!それそれ!どういう意味?」
と言うので英語で教えてあげた。
フランス人男子たちも一緒になってセリフを覚えようとしている。
男子は覚えなくて良い。

私は午後の授業が無いので一旦家に帰る。
午後の授業が終わる時間に再集合。
帰宅して日本の友達とスカイプをしているとあっという間に時間になった。

学校へ行くとちょうど午後チームが授業を終えて出て来たところだった。
ラテンチーム(スパニッシュ・ブラジリアン)が数人来る予定なのでラウンジで待つ。
その間オントナが
「空手の形をしようぜ」
と言い出し、私までコートを脱いでやることに。
彼とは同じ流派なので形も同じ。
いくつかの形を打った。
しかしずいぶん忘れている。
オントナに教えてもらいながらやった。
日本通の先生ハナが
「オントナ!腰が高いわよ!◯◯くらい腰を落とさなきゃ!」
と言っている。
オントナが
「背の高さが違うんだから◯◯くらい腰落とすのは俺にとっては辛いよ~」
と。
確かに・・・。
ラテンチームも到着し、陽気なラティーノたちは初めて見る空手の形に大興奮。
なぜだかラテンダンスを踊り始めた。
すっげーインターナショナル・・・。

全員集合したので早速水族館に向かう。
ロイキは自転車なので先に行っておくということ。
他のみんなで歩いて行きがてら、私はオントナとずーっと戦っていた。
戦うと言っても軽ーくあしらわれてたけど。
ちょっかいばっかり出してくるのを必死で抵抗する私を見てオントナが
「今やっと解った。◯◯の動きって何かに似てるってずーっと思ってたんだ。思い出したよ。カポエラだ。」
ダンスと格闘技が合わさったような動きのブラジルの格闘技の一つ。
「え?私って踊ってるように見える?」
と言うと
「うん、動きがカポエラっぽい」
と。
っつーかカポエラってカッコいいじゃん!
「そっかー、私ってあんなにカッコよく見えるのかー。カポエラやってみようかなー」
と、ちょっと嬉しげに言ってみた。
「いや、カッコいいっていうか、なんか一人で一生懸命動いてるから格闘技っていうよりパフォーマンスに見えるって意味でね」
と言われた。
なんだそれ?カッコよくないじゃん。
その後もオントナの言うカポエラチックな動きを終始しながら水族館へ向かったのであった。

水族館の前にあるデッカいエビの像が見えた!
待ってろ水族館!!
ロイキもちょうど自転車で到着した所。
みんなで入り口へ向かう。
Open the door!!!!と思ったらドアが開かない。
ガタガタやってると中のオジサンが手でバツ印を出している。
ハナに
「オジサンが中でバツってやってるよ。」
と言う。
するとハナがドアに書いてあった文字を読んでオーマイゴーッド!と叫ぶ。
読んでみると、水族館は5時までやってるけど、閉館1時間前、即ち4時までしか入場はできないと。
えええええええぇぇぇぇぇーーーーーーーっっっ!!!
ものすごく楽しみにしてたのにぃぃぃーーーーー!!!
ハナが
「5分でいいから見させてよ!」
って言ってくれているが、5分はイヤだなぁ・・・。
どうあがいても無駄な様子なので諦めることに。
みんなでガックリ肩を落とす。
せっかくだから写真を撮ろうということになってみんなで記念撮影。
それぞれが持っているカメラで写真を撮る。
いちいち変なポーズをとっている私を見てブラジル人のキャティアが
「beautiful!!!」
を連発。
ありがたいけど、たぶん彼女、beautifulの使い方間違ってる。

みんなでカフェに入ってお茶をすることに。
本当は私はビールが飲みたかったのだけど、そのカフェには酒が無かった。
オントナに
「またこんな早い時間から飲もうとしてる!ホットチョコレートにしろ!」
と言われ、強制的にホットチョコレートをオーダーされた。
そこで延々酒に関して説教をくらう。
私だって言われっぱなしじゃ悔しい。
「日本へ帰ったら必然的に飲む回数は減るよ。基本的に車で動くからそうそうしょっちゅう飲んでられない。ここでは車に乗る必要が無いから安心して早い時間でも飲める。ここにいる時くらいいいじゃん!」
と反論。
すると意外な質問が返ってきた。
「え?◯◯って自分で運転するの?」
質問の意味がわからず聞き返す。
「◯◯は、自分で運転するのか?って。誰かに運転させてるんじゃないのか?」
まぁ!私ってどんだけ女王様キャラなんでしょ?!
ロイキには
「◯◯ってselfish(わがまま・自己中)だよなー」
とまで言われた。
もう好きに言うがいい。
「そうよ、アタシはいつも自分の事しか考えてないわよ。だって、アタシはお姫様だものーーーー!オーッホッホ!」
と高らかに笑ってみる。
こうなりゃ行くとこまで行ってやるさ。
キャティアが
「◯◯はbeautifulだから本当のお姫様みたいよ♪」
と言ってくれる。
お?beautifulの使い方、間違ってないじゃん。
「知ってる。私、綺麗だもん。」
と言うと、ハナが
「そこまでハッキリ言えたら気持ちいいだろうねぇ!」
とギャハハハ笑いながら言う。
コラリンが
「日本語でお姫様って何て言うの?」
って言うので
「オヒメサマだよ。これからは私のことをオヒメサマって呼ぶんだよ」
と教えてあげた。
するとコラリンとオントナ、2人して
「オシメサマ?◯◯オシメサマ!!」
と言う。
うーん・・一文字違うと随分と違った印象になっちゃうね。

フランス人は本当に男女限らず甘いものが好きだなぁと思う。
今日もロイキが恐ろしく甘そうなケーキをオーダーしていた。
それをオントナと一緒に食べている。
ロイキの口に、ケーキに添えてあるコラテットクリームが付いていたので
「ロイキ、美味しい口になってるよ」
と言う意味で彼に忠告した。
しかし私は英文法が苦手。
日本の表現をそのまま英文にしたら文法間違えたようだ。
オントナやコラリンは大爆笑しているし他のみんなもなぜか大喜び。
ロイキに
「それは俺に対する愛の告白と受け止めていいのかい?」
と言われ、意味がわからない私が「はぁ??」と言う顔をしていると、ハナが
「今◯◯が言ったのは『あなたの口は美味しそうね』ってことだよ!」
と教えてくれた。
あーあ、英語って面倒くせーなー。
まぁ5か月もイギリスにいてこんな初歩的な文法間違える私もある意味すごいよなぁ・・・。

話が盛り上がる中、IDカードの話になった。
オントナの「子ども」写真のIDカードの話やロイキの「誰これ?」写真のIDカードも飛び出してくる。
そこから年齢の話になり、キャティアが私に年齢を聞いてきた。
すかさずオントナが
「それはシークレットだ!!」
と制する。
よし、いい子だ!
しかしスパニッシュレディー(名前忘れた)が
「3○(+1)歳って聞いたけど・・・」
と、御丁寧に実年齢より1歳上の年齢を言ってくれた。
再びオントナが
「違う!◯◯は3○歳だ!」
と、正解を発表してくだすった。
ウケるハナ・・・。
謝るオントナ・・・。
もうね、私は自分の年齢なんかどうでもいいの。
この国では年齢なんてあってないようなもの。
何歳であっても恋だってできるし着たい服も着られる。
だから私も
「そうよ、3○歳だよ」
とカミングアウト。
ラティーノ達は口々に
「やっぱり日本人って若く見えるもんだわねぇ」
と言っている。
キャティアが
「ってことは、◯◯はこの子(オントナ)の倍の年齢ってこと?!そんな子といっつも一緒にいるの?!元気いいわねぇ~!」
と驚いている。
オントナが
「年齢なんて関係ないんだよ。気が合えばそれでいい」
と言う。
「ま、私、年齢重ねても心と体は永遠の18歳なんで、その点は問題ないよ」
とおもいっきり見栄を張っておく。
本当は暴れた次の日は全身筋肉痛だったりするけど・・・。
ロイキが
「◯◯は2◯歳にしか見えないよ~」
と言ったのにすかざすオントナと2人で
「18歳だって!」
とツッコミを入れておく。

そろそろ解散しようという話になりカフェを出る。
ロイキの自転車にオントナが乗ろうとしていたので
「3人乗りしてみようよ」
と言って3人で乗ろうとしたけどなかなかうまくいかない。
そんな私たちに向かって先を歩いていたキャティアが
「◯◯!ロイキ!アントニオ!先に行くわよ!」
と声を掛けた。
アントニオ?!これはオントナのことだった。
オントナも
「俺はオントナだーーーーー!!!」
と怒っている。
彼はどうしてもラテンの方々から「アントニオ」と呼ばれてしまう。
スペルが「Antonin」だからそう呼びたくなる気持ちがわからないでもない。
ロイキもスペルが「Loïc」だから「ロイック」と呼ばれてしまう。
しかしロイキも場合は最後の「キ」が小さい音なのでロイックと呼ばれてもさほど気にならないらしい。
オントナの場合は一気にラテンな名前になるから気になるわな。
そんなフランス人たちを私は時々もう一つの名前で呼ぶ。
彼らは正式な名前が長い。
ちなみにオントナは「ティト」という別の名前、ロイキは「ルイス」という別の名前がある。
オーバンもなんとかって言う別の名前があった。
祖父や叔父の名前を別に付けるらしい。
名前の仕組みって面白いよなぁ・・・。
「アンタっていっつも呼び方間違われてるじゃん?いっそのことティトでいいじゃん。今日から正式にティトにしようよ」
と私がオントナに提案すると
「イヤだ!俺は何度間違われてもオントナがいいんだ!」
と言っていた。
アントニオと呼び間違えられるオントナに
「元気ですかーっ?!」
と、日本語で言わせてみる。
日本で有名なアントニオ猪木氏の名言をアントニオと呼び間違えられ易いフランス人男子に言わせて一人で笑っていた。

自転車の曲乗りは諦めて大人しく歩いて帰ることに。
でも歩くのに疲れたので
「自転車貸して。私疲れたから自転車で帰る。明日学校に乗ってくから」
と言ってロイキから自転車を奪った。
が、乗ってみようとしたら乗れなかった。
全く足が届かなかった。
ペダルにすら届かない・・・。
大爆笑するフランス人軍団。
コラリンも
「今回ばっかりは◯◯に悪いけどフォローできない」
と言いながら笑っていた。
「ちょっと!笑ってないでサドル低くしてよ!」
と私が言うと
「それだけは勘弁してくれよ。このサドルの調節、結構面倒なんだよー」
とロイキが悲しそうに言ったから許してあげた。
しかたがないので歩いて帰ることに。
ロイキは先に自転車でスイスイ帰った。
くっそー・・・。
「歩いてのんびり帰ろうぜー」
と言うオントナは、魚が見られなくてがっかりの私をキャッキャ笑う。
「笑い事じゃないよ!来週の土曜日には私はこの町を去るんだからもう水族館行けないかもしれないんだからね!」
とプリプリ怒る私に
「明日先生にお願いしてみるよ。来週中に、午後の授業を社会見学(水族館)に変えてもらえるようにね。もしダメなら土曜日か日曜日に一緒に行こう」
と言ってくれたので機嫌がなおった。
「動物園はどうなったんだろ?」
と問う私にオントナは
「今週末は雨の予報だから難しいだろうなぁ・・・。だいたい◯◯は濡れた動物は臭いって言ってたじゃないか」
と、「濡れた動物」がツボのオントナはまた笑い出す。
まぁ臭くてもいいんだけど、雨の中動物園はちょっとしんどいかなぁ・・・。
プリマスの海の町なんでやっぱ水族館優先かな。

途中でオントナとバイバイしてコラリンと帰る。
途中でスーパーに寄って買い物。
「◯◯はトリュフ好き?」
と言うので、フランス人が言うからキノコのトリュフかと思ったらチョコレートのトリュフだった。
「ダークチョコのトリュフは大好き♪」
と言うと、なんとコラリンが作ってくれるという!!
その材料を買う。
嬉しいではないか!この気持ちが・・・(涙)
そう言えばロイキも月曜日にレモンケーキを持って来てくれると言ってたなぁ。
ただ、彼の場合はあまりあてにならないのが悲しいところ。
期待せずに待っておこう。

帰宅していつものようにメール&ブログチェック。
ここでおめでたい出来事があったのでお祝いに飲みに行くことにした。
まぁ「お祝い」という名の大義名分ですが・・・。
夕飯を食べてちょっとして家の近くのパブにパソコン持ってお出掛け♪
一人で「かんぱーい!」って言っていつものSTELLAをぐびぐび飲む。
飲みながらパソコン開いてネットサーフィン。
閉店まで飲んでいい気分で帰宅する。
しかし台風並みの暴風だなこりゃ・・・。