昨夜普通に寝たのに起きられなかった私。
朝食もそこそこに急いで用意して出掛ける。
そしたらいつもより早くに学校に着いた。
キッチンでゆっくり紅茶なぞすする。
ちょうどオントナもやってきて一緒にダベる。
全てを急いでいたので頭が起きていない。
ボケーっとしたまま授業に向かう。
教室にはロイキが来ていた。
あら珍しい、キッチンに寄らないなんて。
すぐに授業が始まる。
教室に置いてあるチョコレートを朝食代わりにしながら授業を受ける
ブレイクタイムに入ってキッチンへ行こうとする私にファットマが
「今日はなんか元気ないけど何かあったの?」
と声を掛けてくれる。
なんてことはない。
ただ単に頭が起きてないだけだと答える。
でもそういう心遣いが嬉しいよね♪
今日もやっぱりこの人好きだわぁ。
キッチンへ行く前にラウンジでロイキと少し話し込む。
キッチンへ戻ってまたチョコを食べる。
今日は水曜日だけ登校して来ているスパニッシュのセルジオと初めて話をした。
彼を近くで見るとシティーボーイズのきたろうを子どもにしたような感じだった。
きっと彼に会うのはこれで最後だろう。
ただ、あまり面識がないのでそんな話はせず、
「水曜だけ来てんだよね?試験受けるんでしょ?頑張ってね!」
とだけ言っておく。
なぜか話の流れで私が面食いだという話になった。
まぁこれは周知の事実。
しかし面食いだと言ってもどんな面食いが好きなのかを聞かれる。
「綺麗な顔の人が好き」
と答えたけど、みんな???な顔。
これって形容のしようがない。
人それぞれ好みは違う。
私の言う「綺麗な顔」も、あくまで私の好み。
かと言って、目が大きくて鼻が高くて・・・って、細かい所の説明は私にもできなかったりする。
なぜなら、その時その時で違うから。
パッと見て「ステキっ!」と思ったらその人が私にとっての「綺麗な顔」の人なのだ。
私とよく一緒にいて、私が
「おっ、男前!」
と言うのをよく聞いてる人はなんとなく私の好みのタイプがわかるみたい。
日本人はね。
でもこっちへ来てガイジンばっかり見ていたら、その時その時でかっこ良さの系統が違うのが自分でもよくわかる。
共通していることは、細マッチョであることとブラウンアイであること。
基本的に私はゴリマッチョとブルーアイは苦手。
ゴリマッチョは生理的にダメなのだけど、ブルーアイはなんとなく冷たい印象があって怖いのだ。
イギリス人はブルーアイが多い。
うちのホストマザーもブルーアイ。
時々ホストマザーの息子家族が夕食を食べにやって来るが、揃ってブルーアイなのでちょっと怖かったりする。
もちろん人間はいい人たちばかりだからいいんだけどね。
しかしやっぱり自然にブルーアイを避けて来ていたらイギリス人の友達は一人もいないことに気が付いた。
そして好みのタイプの人たちとばかり仲良くなっていっていたら自然とフランス人の友達ばかりになっていた。
だから私はフランス人が好きなのだ。
フランス人は私好みの顔の男が多い。
ただ、ここへ来て5か月、フランス人はお顔はいいんだけど、中身が難しい人も多いってことがわかった。
わりと自己中。
気を遣い過ぎるくらい気を遣う日本人にとってはちょっと強引だなと感じる部分もなきにしもあらず。
あまりフランス男が好きではないヒラリー(先生)は
「フランス男は見ておくだけにしておくのが一番よ。結婚なんかしたらそれこそ苦労するわよ。」
と言う。
先週パリへ行って来たヒラリーは、パリの駅で困っている日本人グループを見掛けたと言う。
パリの駅は不親切だと。
地下鉄の切符を買うのも券売機のみ。
英語のガイダンスはあるものの、英語もよくわからない日本人にとっては苦労するもの。
そして観光客が困っていてもフランス人は誰も助けようとはしない。
そんな光景を見かねてヒラリーはその日本人グループを助けてくれたのだそうだ。
ヒラリーはフランス語が堪能なので仏英どちらもオッケー。
でも日本語はできない。
それでも日本人が困っていたら助けてくれた。
ありがたい・・・日本人を代表してヒラリーにお礼を言っておく。
とまぁこのように、フランス、特にパリは観光収入がとても大きいわりに不親切だと怒っていた。
しかし私は不思議に思った。
パリへ行った時、特にそんなに不自由は感じなかったから。
こちらは英語しかわからないので英語でものを尋ねたりした時も、たいていの人は英語が話せたし(すっげーフレンチなまりだけど)、わからなくても一生懸命わかろうとしてくれた。
フランス人ってハンサムなうえに優しいなぁって思ったもん。
でもヒラリーが見た光景もフランスの一部であることには変わりない。
私の面食い話からフランスの観光事情にまで話が及んだ。
まぁどれだけフランス人が自己中な国民性であろうと、パリが観光客に不親切であろうと、フランス人が男前なのは事実だ。
そして、そんなフランス人が大好きだ、ハハハ。
ランチタイムになってランチを食べていると、ロイキが買い物から帰ってきた。
帰ってくるなり
「ショコレートが欲しい!」
と言ってチョコレートを食べていた。
一瞬の沈黙の後、コラリン、オントナと大爆笑。
ショコレートってなんだよ?!
おもいっきりフレンチ(ショコラ)とイングリッシュ(チョコレート)が混ざってる。
しかしどんなに笑われても
「何か問題でも?」
とFMEで聞いてくる。
気付いてないようだ。
そこから彼のニックネームは「Mr.ショコレート」になった。
最近ロイキはいじられキャラになってしまっている。
天然だからいじり甲斐はあるけど・・・。
今日で午後の授業が最後だ。
ミックが
「今日は何がしたい?飲みたいかな?」
と聞いてくる。
昨日も言いましたが、もうここではお酒は飲まない。
帰国までおとなしく家で過ごします・・・ってことで、ミックには私からリクエストを。
帰国してからも英語の勉強が有意義に出来る方法を教えてくれとお願いしてみる。
するとミックはコンピュータールームへ移動するよう私たちに指示を出した。
コンピュータールームで、今学校で使っているテキストをオンライン上で見ることができ、おまけに様々な問題まで用意されているという無料サイトを教えてもらう。
「これなら日本でも出来るだろ?ここを見てもわからないことがあればメールしてくれれば説明してあげるからね。この学校を去ってもキミがこの学校の生徒であることには変わりないのだから・・」
と言ってくれるミックにちょっと涙・・・。
ゴメンなさい、授業がおもしろくないとか散々陰口たたいて・・・。
最後の午後の授業を終えてコラリンを待っていると外は雨が降っていた。
程なくコラリンも降りてきて
「雨だねー」
と言いながら、雨がおさまるのを待つ。
オントナも降りて来た。
いきなり私を突き飛ばして雨の中に出す。
そして爆笑している。
やっぱこいつガキだ・・・。
私も負けじとオントナを雨の中に突き飛ばす。
そうやって押し合いへし合いしているとコラリンがふと
「子どもみたい・・・」
と言った。
私もオントナと同じガキですか。。。
オントナが
「Mr.ショコレートは降りてきた?」
と聞くので
「Mr.ショコレートはまだ降りてきてないねぇ」
と答える。
そう話しているとロイキが降りてきた。
3人で
「Oh~!Mr.ショコレート!」
と言う。
しかし当の本人はふっつーに
「やぁ!待たせたね!」
と言って大きな口を開けてニコニコしている。
この人、本当に間違えて覚えてるんだろうな。
誰か教えてあげようよ・・・。
コラリンといつもの場所で立ち話。
突然彼女が
「はぁ~、こうやって◯◯とここで話が出来るのもあとちょっとかぁ・・・。来週は一人で帰らないといけないんだね。寂しいよぉ~」
と言う。
「もー、そんなこと言わないでよー!私まで寂しくなっちゃうから・・・」
と言ってる途中から涙目になってしまった。
そんな私を見てコラリンは
「ゴメン!今から泣かないで。泣くなら金曜日にしようよ。今から泣いてちゃ涙がいくらあっても足りないから・・・」
と言って苦笑いしている。
じゃぁ泣かせるようなこと言うなよ!
日に日に帰国の日は近付いて来ている。
何かやり残したことはないか?
何か忘れていることはないか?
そんなことを考えているととてつもなく寂しくなってくる・・・。
朝食もそこそこに急いで用意して出掛ける。
そしたらいつもより早くに学校に着いた。
キッチンでゆっくり紅茶なぞすする。
ちょうどオントナもやってきて一緒にダベる。
全てを急いでいたので頭が起きていない。
ボケーっとしたまま授業に向かう。
教室にはロイキが来ていた。
あら珍しい、キッチンに寄らないなんて。
すぐに授業が始まる。
教室に置いてあるチョコレートを朝食代わりにしながら授業を受ける
ブレイクタイムに入ってキッチンへ行こうとする私にファットマが
「今日はなんか元気ないけど何かあったの?」
と声を掛けてくれる。
なんてことはない。
ただ単に頭が起きてないだけだと答える。
でもそういう心遣いが嬉しいよね♪
今日もやっぱりこの人好きだわぁ。
キッチンへ行く前にラウンジでロイキと少し話し込む。
キッチンへ戻ってまたチョコを食べる。
今日は水曜日だけ登校して来ているスパニッシュのセルジオと初めて話をした。
彼を近くで見るとシティーボーイズのきたろうを子どもにしたような感じだった。
きっと彼に会うのはこれで最後だろう。
ただ、あまり面識がないのでそんな話はせず、
「水曜だけ来てんだよね?試験受けるんでしょ?頑張ってね!」
とだけ言っておく。
なぜか話の流れで私が面食いだという話になった。
まぁこれは周知の事実。
しかし面食いだと言ってもどんな面食いが好きなのかを聞かれる。
「綺麗な顔の人が好き」
と答えたけど、みんな???な顔。
これって形容のしようがない。
人それぞれ好みは違う。
私の言う「綺麗な顔」も、あくまで私の好み。
かと言って、目が大きくて鼻が高くて・・・って、細かい所の説明は私にもできなかったりする。
なぜなら、その時その時で違うから。
パッと見て「ステキっ!」と思ったらその人が私にとっての「綺麗な顔」の人なのだ。
私とよく一緒にいて、私が
「おっ、男前!」
と言うのをよく聞いてる人はなんとなく私の好みのタイプがわかるみたい。
日本人はね。
でもこっちへ来てガイジンばっかり見ていたら、その時その時でかっこ良さの系統が違うのが自分でもよくわかる。
共通していることは、細マッチョであることとブラウンアイであること。
基本的に私はゴリマッチョとブルーアイは苦手。
ゴリマッチョは生理的にダメなのだけど、ブルーアイはなんとなく冷たい印象があって怖いのだ。
イギリス人はブルーアイが多い。
うちのホストマザーもブルーアイ。
時々ホストマザーの息子家族が夕食を食べにやって来るが、揃ってブルーアイなのでちょっと怖かったりする。
もちろん人間はいい人たちばかりだからいいんだけどね。
しかしやっぱり自然にブルーアイを避けて来ていたらイギリス人の友達は一人もいないことに気が付いた。
そして好みのタイプの人たちとばかり仲良くなっていっていたら自然とフランス人の友達ばかりになっていた。
だから私はフランス人が好きなのだ。
フランス人は私好みの顔の男が多い。
ただ、ここへ来て5か月、フランス人はお顔はいいんだけど、中身が難しい人も多いってことがわかった。
わりと自己中。
気を遣い過ぎるくらい気を遣う日本人にとってはちょっと強引だなと感じる部分もなきにしもあらず。
あまりフランス男が好きではないヒラリー(先生)は
「フランス男は見ておくだけにしておくのが一番よ。結婚なんかしたらそれこそ苦労するわよ。」
と言う。
先週パリへ行って来たヒラリーは、パリの駅で困っている日本人グループを見掛けたと言う。
パリの駅は不親切だと。
地下鉄の切符を買うのも券売機のみ。
英語のガイダンスはあるものの、英語もよくわからない日本人にとっては苦労するもの。
そして観光客が困っていてもフランス人は誰も助けようとはしない。
そんな光景を見かねてヒラリーはその日本人グループを助けてくれたのだそうだ。
ヒラリーはフランス語が堪能なので仏英どちらもオッケー。
でも日本語はできない。
それでも日本人が困っていたら助けてくれた。
ありがたい・・・日本人を代表してヒラリーにお礼を言っておく。
とまぁこのように、フランス、特にパリは観光収入がとても大きいわりに不親切だと怒っていた。
しかし私は不思議に思った。
パリへ行った時、特にそんなに不自由は感じなかったから。
こちらは英語しかわからないので英語でものを尋ねたりした時も、たいていの人は英語が話せたし(すっげーフレンチなまりだけど)、わからなくても一生懸命わかろうとしてくれた。
フランス人ってハンサムなうえに優しいなぁって思ったもん。
でもヒラリーが見た光景もフランスの一部であることには変わりない。
私の面食い話からフランスの観光事情にまで話が及んだ。
まぁどれだけフランス人が自己中な国民性であろうと、パリが観光客に不親切であろうと、フランス人が男前なのは事実だ。
そして、そんなフランス人が大好きだ、ハハハ。
ランチタイムになってランチを食べていると、ロイキが買い物から帰ってきた。
帰ってくるなり
「ショコレートが欲しい!」
と言ってチョコレートを食べていた。
一瞬の沈黙の後、コラリン、オントナと大爆笑。
ショコレートってなんだよ?!
おもいっきりフレンチ(ショコラ)とイングリッシュ(チョコレート)が混ざってる。
しかしどんなに笑われても
「何か問題でも?」
とFMEで聞いてくる。
気付いてないようだ。
そこから彼のニックネームは「Mr.ショコレート」になった。
最近ロイキはいじられキャラになってしまっている。
天然だからいじり甲斐はあるけど・・・。
今日で午後の授業が最後だ。
ミックが
「今日は何がしたい?飲みたいかな?」
と聞いてくる。
昨日も言いましたが、もうここではお酒は飲まない。
帰国までおとなしく家で過ごします・・・ってことで、ミックには私からリクエストを。
帰国してからも英語の勉強が有意義に出来る方法を教えてくれとお願いしてみる。
するとミックはコンピュータールームへ移動するよう私たちに指示を出した。
コンピュータールームで、今学校で使っているテキストをオンライン上で見ることができ、おまけに様々な問題まで用意されているという無料サイトを教えてもらう。
「これなら日本でも出来るだろ?ここを見てもわからないことがあればメールしてくれれば説明してあげるからね。この学校を去ってもキミがこの学校の生徒であることには変わりないのだから・・」
と言ってくれるミックにちょっと涙・・・。
ゴメンなさい、授業がおもしろくないとか散々陰口たたいて・・・。
最後の午後の授業を終えてコラリンを待っていると外は雨が降っていた。
程なくコラリンも降りてきて
「雨だねー」
と言いながら、雨がおさまるのを待つ。
オントナも降りて来た。
いきなり私を突き飛ばして雨の中に出す。
そして爆笑している。
やっぱこいつガキだ・・・。
私も負けじとオントナを雨の中に突き飛ばす。
そうやって押し合いへし合いしているとコラリンがふと
「子どもみたい・・・」
と言った。
私もオントナと同じガキですか。。。
オントナが
「Mr.ショコレートは降りてきた?」
と聞くので
「Mr.ショコレートはまだ降りてきてないねぇ」
と答える。
そう話しているとロイキが降りてきた。
3人で
「Oh~!Mr.ショコレート!」
と言う。
しかし当の本人はふっつーに
「やぁ!待たせたね!」
と言って大きな口を開けてニコニコしている。
この人、本当に間違えて覚えてるんだろうな。
誰か教えてあげようよ・・・。
コラリンといつもの場所で立ち話。
突然彼女が
「はぁ~、こうやって◯◯とここで話が出来るのもあとちょっとかぁ・・・。来週は一人で帰らないといけないんだね。寂しいよぉ~」
と言う。
「もー、そんなこと言わないでよー!私まで寂しくなっちゃうから・・・」
と言ってる途中から涙目になってしまった。
そんな私を見てコラリンは
「ゴメン!今から泣かないで。泣くなら金曜日にしようよ。今から泣いてちゃ涙がいくらあっても足りないから・・・」
と言って苦笑いしている。
じゃぁ泣かせるようなこと言うなよ!
日に日に帰国の日は近付いて来ている。
何かやり残したことはないか?
何か忘れていることはないか?
そんなことを考えているととてつもなく寂しくなってくる・・・。
