マッスルズ | ぼたんのひとりごと

ぼたんのひとりごと

マイケル・ジャクソンについて語る

マイケルの自伝から


その後、僕らがニューヨークの”アポロ劇場”で演った時のことです。ある出し物を目にした僕は本当にびっくりしてしまいました。というのも、僕はこの世にそんなことが存在するなんて思ってもみなかったんです。それまでずいぶんとたくさんのストリッパーを見てきましたが、その夜は、ゴージャスなまつ毛と長い髪の少女が出てきて、ショーを始めたのです。彼女は見事なまでの演技で観客を圧倒してしまいました。ショーの終わりに突然、彼女はかつらを取り、ブラの中から二つの大きなオレンジを取り出しました。


実は、メーキャップの下は男性だったのです。これには大変驚いてしまいました。だって子供だった僕には、そんなことがあるなんて思いもよらなかったんです。でも劇場の観客たちは、そんなショーが気に入ったらしく、激しく声援を送りながら拍手をしていました。舞台の脇で、そんなとんでもない光景をみているしかない僕は、まだほんの子供だったのです。

本当に僕は、ぶっ飛んでしまいました。

ま、こんなふうに僕は子供の頃、ずいぶんといろいろな教育を受けました。他の子供たちよりもっとね。おそらくこういう経験をしたからこそ、人生の他の面に、大人として神経を集中するようになったのだと思います。



以上、マイケルの自伝より引用




この頃、9歳から10歳だったそうで、シカゴのナイトクラブで演奏をし歌っていたジャクソン5時代、マイケルは舞台の袖で、女性のメアリー・ローズというストリッパーをよく見ていた、と書いています。名前まで覚えているのですから、かなりのインパクトがあったのでしょうね。




多くの人たちは、マイケルを逞しかったり、強い意志を持っているとは考えていないようだけれど、僕をしらないだけだ、とも書いています。そのことは、モータウンのワンマン経営者、ベリー・ゴーディーとの交渉でもとてもよく理解できることでした。               




そしてベリー・ゴーディーが、以下の言葉を寄せています。


『ステージを降りれば、シャイで物腰が柔らかく、子供っぽさも持ち合わせる人間。しかしいったんステージに出て観衆の絶叫を浴びると、厳しいステージマスター、非情なショーマンに変身する。彼にとってステージは殺すか殺されるか、命をかけた戦場だった。』