今日、ネットで面白いものを見つけた。
「摩訶般若波羅蜜多心経」を
分かりやすく現代語訳したものらしい。
いわゆる「盤若心経」ってやつね。
今風のロックな言葉使いで
書かれてるんだけど、
ナゼか心に染みてくるものがあって、
読んだあと
不思議と気分が良くなったの。
現代人も千年以上前の人も、
「心」は基本いっしょなんだなーなんて
妙に納得しちゃった(笑)
以下、チョッと長いけど、本文。
超スゲェ楽になれる方法を知りたいか?
誰でも幸せに生きる方法のヒントだ。
もっと力を抜いて楽になるんだ。
苦しみも辛さも全てはいい加減な幻さ、
安心しろよ。
この世は空しいモンだ、
痛みも悲しみも最初から空っぽなのさ。
この世は変わり行くモンだ。
苦を楽に変える事だって出来る。
汚れることもありゃ
背負い込む事だってある。
だから抱え込んだモンを
捨てちまう事も出来るはずだ。
この世がどれだけいい加減か分ったか?
苦しみとか病とか、
そんなモンにこだわるなよ。
見えてるものにこだわるな。
聞こえるものにしがみつくな。
味や香りなんて人それぞれだろ?
何のアテにもなりゃしない。
揺らぐ心にこだわっちゃダメさ。
それが『無』ってやつさ。
生きてりゃ色々あるさ。
辛いモノを見ないようにするのは
難しい。でも、そんなもん
その場に置いていけよ。
先の事は誰にも見えねぇ。
無理して照らそうとしなくていいのさ。
見えない事を愉しめばいいだろ。
それが生きてる実感ってヤツなんだよ。
正しく生きるのは確かに難しいかもな。
でも、明るく生きるのは
誰にだって出来るんだよ。
菩薩として生きるコツがあるんだ、
苦しんで生きる必要なんてねえよ。
愉しんで生きる菩薩になれよ。
全く恐れを知らなくなったら
ロクな事にならねえけどな、
適度な恐怖だって
生きていくのに役立つモンさ。
勘違いするなよ。非情になれって
言ってるんじゃねえ。
夢や空想や慈悲の心を忘れるな、
それができりゃ涅槃は
どこにだってある。
生き方は何も変わらねえ、
ただ受け止め方が変わるのさ。
心の余裕を持てば誰でも
ブッダになれるんだぜ。
この般若を覚えとけ。短い言葉だ。
意味なんて知らなくていい、
細けぇことはいいんだよ。
苦しみが小さくなったら
それで上等だろ。
嘘もデタラメも全て認めちまえば
苦しみは無くなる、
そういうモンなのさ。
今までの前置きは全部忘れても良いぜ。
でも、これだけは覚えとけ。
気が向いたら呟いてみろ。
心の中で唱えるだけでもいいんだぜ。
いいか、耳かっぽじってよく聞けよ?
『唱えよ、心は消え、魂は静まり、
全ては此処にあり、全てを越えた
ものなり。』
『悟りはその時叶うだろう。
全てはこの真言に成就する。』
心配すんな。大丈夫だ。
以上、般若心経ロックでした。
これ、もとの文章の出所は
よく分からないらしいんだけど、
ホントにどこかのバンドが
歌詞にして歌ってそう(笑)
すんなりと意味が入ってこない?
なかなか良いわよね(笑)
もうすぐ平成は終わるけど、
時代は変わっても、
人の本心は変わらない。
そんな気持ちになったわ。
こういう「経」とかって、
ホントはとっても
身近なものなのかもしれないわね。