昨日、ブロック塀やカーポート、窓の網戸などを掃除すべく2年ぶりで高圧洗浄機を取り出したのだが、
動かない。
買ったのは、2010年、IRISオーヤマの当時本体価格6980円のものであった。
当時、買った時のことを当ブログで、「感動した。もっと早く買っておけばよかった。」と絶賛していた。
デッキブラシや洗剤、漂白剤などあらゆる方法でブロック塀の黒ずみを除去しようとしたが、全く効果なく高圧洗浄機を使ったところ、みるみるうちに黒ずみ汚れがとれたことに感動したということを書いていた。
数年前にも動かなくなったことがあった。
原因はノズルの目詰まり。
その時も2年ぶりくらいに使おうとしたのだが、水が噴射されない。
このタイプは水が噴射されないと起動しない仕組みのようだ。
どうもしばらく使わないと水道水のカルシウム分や汚れがノズルに固着し塞いでしまうようだ。
その時は、原始的な方法ではあるが、口で吸いだして通管した。
今回も同じ原因かなと思ったが、ノズルの目詰まりもあるが、どうもスイッチの調子が良くない。押してももどってくるが、時々固定される。
しかし、目詰まりがあるので水が噴射せず起動しない。
口で吸いだそうとしても、固着物が多いのか通管しない。
そこで、目詰まり除去だが、最初のセットにそんなツールが入っていたのかもしれないが、13年前のものだ。あるはずがない。
また、そのノズルが可変噴射ノズルのせいで3cmほど奥にある。
すぐのところなら、裁縫針みたいなもので通管できるのだが、届かない。
BBQ用の串、ノズルの出口はすこし削れるが、太いのでノズルの穴の中に入らない。
うううううん。どうしたもんだ。新しいのを買いに行くか?
そこで、思いついたのがギターの弦だ。
とりあえず、2弦を10cmほど切って、穴にスコスコやってみたところ、何度もやってどうにか通管した。
結論、高圧洗浄機のノズル目詰まりを除去する時に、専用パーツを持っていない場合は、ギターの弦を使うべし。
今回はまず穴の中に入る太さということで2弦を使用したが、アコースティックギターで使われる3弦の細いもの、0.13mmくらいのワインディング弦がこそげ落とせるのでいいと思う。
穴に入るかどうかが微妙なので全てのノズルに適用できるかどうかは断言はできない。
あと、接続部のOリングが劣化で割れていたこと、これは本体2個103円で購入し交換した。ここも不動時のチェックポイントだ。
通管してもしばらくは本調子じゃない噴射であったが、しばらく出し続けると目詰まりがふっとんだのか以前のような噴射となった。
めでたし。めでたし。
しかし、スイッチの具合が良くない。
何度も押してトライするうちに、どうにかスイッチがONになった。
そこからは、次にスイッチをオフにして、再度ONにしようとすると、またONにするのに苦労するのが見えていたから、トイレ休憩は電源コードを抜いて中断した。
どうにかこうにか、カーポート、ブロック塀、外窓の網戸、サッシの洗浄が終了しかけたところで、新たな問題が発生。
なんか、噴射が間欠的になってしまった。
おそらく原因は、高圧ホースの破れからくる漏れだと思う。
通常の使用で高圧ホースが破れることはないと思うが、思い当たるふしがあった。
数年前、収納場所にしまう際に蓋がバチっとおちてしまい、高圧ホースを挟んで噛みこんでしまったのだ。
とりあえず使えたので、そのまま使っていたのだが、ダメになったらホース購入しないといけないなあと思い、ダイキに2000円ほどで売っているのを確認しそのまま使っていた。
おそらく、そこからの圧力漏れで動作がおかしくなったのだと思う。
しかし、スイッチ不具合もあるし、ノズルもヤバヤバ、ホースジョイント部の錆などもあるし、なんと言ってもダイキ、今DCMでIRIS製品売っていない。ケルヒャーだけだ。
ネットでも売ってはいるが、色んな不具合ある個体に対して、それで治るかどうかわからないものは買いにくい。
まあ13年間がんばってくれたのだから、お疲れ様の時期かな。
ということで、後継ぎの選定に入らなければならないのだが、
大きくわけで2種類の選択肢がある。
電源が100VACコンセントから電源コードでとるものか、充電式のものか、
水の供給方式がタンク型か水道直結型か。
だ。
充電式は便利ではあるが、長年使おうとすると機械本体は全然大丈夫なのにバッテリーが弱って使い物にならなくなってしまったというケースは多々ある。また、吐出量も小さいのが通例だ。
受水方式は、水道直結型が安いのだが、近くに水道がなくても使えるメリットがある。これは結構大きい。
電源はそこかしこにあるのだが、水道は蛇口から延長ホースなどを介してもってこなければならない。
吐出量さえきちんとあればタンク型が良い。
というようなことで、昨日の今日、後継機を何にするか検討中だ。
動画でケルヒャー、IRISタンク式、充電式の3つの機種を使って比べてみました的なものがあったので見てみると、充電式は安いけど、洗浄能力、持続時間を考えると対象外となった。
あとは価格、性能、メンテナンス性を考慮して決めるのだが、やはりケルヒャーは高い。しかしオプションパーツは一番そろっている。
IRISは安い。が、ケルヒャーと比べると性能が劣る。またそれなりに故障レポートもある。
私が高圧洗浄機を使う際に最も性能を求める場所は、玄関ポーチのタイルだ。
使い勝手で言うと、今持っているIRISの噴射ノズルが使いやすい。
ピンポイントの直噴から扇状の噴射まで自在だ。
職場でケルヒャーの高圧洗浄機を使っているのだが、扇状の噴射機能がない、これはかなり不便だ。
ということで、今のところ後継機最有力となっているのは、
アイリスオーヤマのタンク型のやつだ。
それなりのパワーがありタンクで使えて、水道直結でも使える。
また収納がコンパクトにまとめられる。
これが結構大きい。ホース類はまとまらないのは仕方ないとして、本体とタンクがマトリョーシカよろしく本体をタンクの中に収納できるのはGoodだ。
IRISの強いところって、ここなんだよな。
プロダクトインの考え方。
消費者が欲しいと思う機能を優先し、不要な機能は省く。
これに品質が伴えば、怖いものなしなんだが、時々ハズレがある。
まあ、それは仕方ないことだが、それの頻度が低くなれば最強の「メーカー」になるんじゃまいか?
ということで、今のところ、
アイリスオーヤマのタンク型の高圧洗浄機を買う。
という予想が12/13時点で80%だ。
さてさて、どうなることやら。
高圧洗浄機のご利益は身にしみてわかっているので、買わないという選択肢はない。