プラスチック製品の補修 | とんきちのブログ

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プラスチック製品が割れたりした場合、アロンアルファなどの接着剤でくっつけるっていうのが普通誰もがやることだが、その場所が大きな力が掛からないところでは効果的だ。

 

しかし、くっつけようとするところが持ち手やテコの原理で力のかかるようなところには接着力に限界がある。

 

昔、CMで壁に塗った瞬間接着剤にモトクロスバイクで前輪を浮かせて壁につけると一瞬でひっつくというようなものがあったが、たしかにひっつくことはひっつくだろう。

しかし、そのくっついた状態で横から力を加えれば簡単に剥がれる。

 

だから、力のかかるような箇所が破損した場合は、何度も瞬間接着剤を垂らしては固まらせを繰り返すとか、補強材を貼ってその上から布テープを貼るかというような方法になるが、大きな力が掛かるところではビス止めでもしない限り瞬間接着剤だけでは無理だ。

 

 

この記事を書きだしたきっかけは、

今年の夏大活躍したカーファンを車の窓にセットしてちょっとおさまりが悪いのでやり直そうとしたところ、窓をオートでオープンしたため全開になり下に落としてしまい、窓のガラスに引っ掛ける部分が割れてしまったのだ。

 

最初、先に書いたように瞬間接着剤を塗って接着しゴリラテープで補強したものの、窓に引っ掛けるところまでは問題ないのだが、閉める際に一番上まで上がってサッシュに押し付けるような状態になる時に力が掛かるようで、外れてしまった。

 

まあ2000円程度のものだし、買い替えるしかないかと思い丁度猛暑も収まってきた頃だったので、粗大ゴミをもっていくまでの間部屋に置いておくことにした。

 

たまたまYouTubeで工作系の動画を見ていたところ、接着補修系の動画があり、私が知らなかった補修の方法をいくつか知った。

 

一つは瞬間接着剤と重曹を一緒に使うというやり方、継ぎ目のところに予め重曹を盛り上げておき、そこに瞬間接着剤をたらすという方法。化学反応で発熱し厚みのある個体として固まる。

これなら、瞬間接着剤だけの接着よりも強度は増す。

 

もう一つは、その割れたプラスチックどうしを接着する前に、小さなクギをくの字に曲げ、ハンダゴテの先端を尖っていない方に付け替えクギを鎹のような感じに置き、その釘をハンダゴテで熱してプラスチックを溶かしてめり込ませるというもの。

そして、その上から一つ目の方法の瞬間接着剤&重曹で覆って補強するというやり方だ。

 

 

こんな方法があるんだと驚きやってみた。

 

小さな釘を探し出し、先のような方法でやってみると結構簡単にプラスチックが溶けてめり込む。20cmほどのところを4箇所この方法で繋ぎ、そこから瞬間接着剤の出番なのだが、その日は瞬間接着剤がなかったのでUVレジンを使ってみた。

 

このUVレジンはダイソーやセリアで110円で売っていてアクセサリーの製作などに用いるのだが、ゼリー状のものを瞬間接着剤のようにたらして紫外線を当てると硬化するというすぐれものだ。釘で継いだところの上、継ぎ目にUVレジンを垂らしてブラックライトを当てるとすぐに固まった。

ブラックライトは何故持っているかというと、歯垢チェックのライトをドラッグストアで買ってもっていた。日に当てるだけでも固まるようだが。

さらにレジンをたらして盛り上げるようにして硬化させると、かなりの強度が出たようだ。

 

さあ、取り付けようと思ったところ、一番力の掛かる箇所、方向に補強釘が効いていないことに気づいた。

小さな釘もなくなっていたので、その日は終了し後日施工することとした。

 

翌日職場で書類を確認していると、ふとクリップが目についた。

「おおおおお、これ継ぎ手の金具にもってこいやないかい。」

釘をくの字にするのも滑り抜け防止のためだ。クリップの形状はしっかりと両方をグリップするだろう。やや線が細いところが気にはなるが、逆にめりこみやすいという利点もありそうだ。

その上に瞬間接着剤&重曹か、UVレジンで覆う。

めっちゃ強度ありそうやな。

 

時間があいた時にトライだ。