またもや起こってしまった園児バス放置死亡事件 | とんきちのブログ

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昨年の7月にも園児の送迎バスに取り残され死亡した事件があったが、今回も痛ましい事件が起こってしまった。

 

何故、前の事件のことが大々的に報道されたのに、同じような事件が起こってしまったのか?

幼稚園バスに限らず夏場の幼児車中閉じ込め死亡事件は後を絶たない。特にパチンカス親によるものが多い。

あんだけ報道され批判されているのに同じような過ちを繰り返す。

 

パチンコ店ではないが、私も放置案件に遭遇したことがある。

時は6月くらいだったと思うが、立体駐車場だったので直射日光が当たっているわけでなく、その場の気温は25~28℃くらいだったと思う。

仕事の関係でその駐車場に停めていたのだが、仕事を終え荷物を車に積み込んでいたところ、なんか猫の鳴き声のような音が聞こえる。

耳を澄ますと私の車の数m離れたファミリーカーの方から音が聞こえてくる。

その車の方に近寄ると、車の中にチャイルドシートに縛り付けられた1~2歳くらいの子供がいた。

エンジンはかかっていなかった。

そこでその店に電話し店内放送で呼び出してもらい、窓を割って110番通報しようとしていた矢先、その車のオーナーが買い物袋を持って帰ってきたので電話を掛けるのやめたのだが、そこに現れたのはヤンママとかそういうのでなく30~40代くらいのさえない眼鏡をかけた老けた感じのするBBAだった。

 

そのBBAは私が自分の車の近くにいるのをいぶかしそうに見ていたので、こいつ放っておくといつかは惨事起こすと思い、私なりの最大限の遺憾砲を撃ってやった。

面と向かって言うのでなく横を向いたまま、

『子供殺す気か?車の中何度になってると思う?こんな気温でも閉じ込められた車の中は30℃以上になるやろ。一回自分がやってみろ。今からでも警察に通報したろか?』と大声でつぶやいてやった。

 

さすがに自分の過ちに気づいたのか、下を向いたまま車に乗り込んだので、この親は反省したとは思うが、世間では本当になくならない。

 

今回の送迎車放置事件と1年ほど前の事件とは共通点がある。

どちらも園長が運転していたとのこと。

そりゃ、運転手が急に休んだら誰かが運転しなければならないこともあるだろう。

そういう時こそ、代理の運転手が平常時より安全面でのチェック確認をすべきなのだが、その組織のトップがすることに異を唱えたり、諫めたりすることもなく自分がルールをないがしろにしてしまう。

今回の事件でも園児が降車後の車内の消毒をやっていれば防げたはずだが、他のことでも園長の習性でとか言っていたように謝罪会見の場に及んでも他人事だ。

園長かどうかにかかわらず運転手としてやらなければならないことをやらなかったせいで尊い子供1人の命を奪ってしまったという反省や自責の念が感じられない。

そういうことよりも、運転手が急に休んだことが元々の原因だ。不慣れな仕事をしたからミスしたのは仕方ない。とかそういう考えをしているとしか思えない。

 

昨日山口県の会社の倉庫が倒壊し1名が亡くなるという事件があり、不可抗力的な事故ではあるが、社長も涙ながらの会見で本当に遺族に詫び悔やんでいるという気持ちが伝わってきたが、このクソジジイの会見を見ていると、本当に謝罪する気持ちはあるの?

責任逃れたいだけじゃないの?

としか思えないような対照的な印象を受けた。

 

この他原因として、登場人物に当事者意識、危機意識がないこと。

アプリの出欠データと実際の出席園児数に矛盾があり、副担任が担任に出席者の不足を報告したものの、そのままにされたりとか?

小さな子供を預かる園としてはありえない行為だ。

小さな子供は言ってきかせて全て聞くものではない。突然自分の興味があるものに向かって走り始めてしまうなんてことは当たり前だ。

連絡なしで休む子も多いからとか連絡しても出ないからと、そこを怠ったことは万死に値する。

妙な正常性バイアスが働いて最も重要な事の確認を怠ってしまい命を奪ってしまったわけだ。

 

今回のような死亡事件となっていないが、ヒヤリハットの事例は多々あると思う。

 

監視カメラやモーションセンサーでの車内検知とかチェック体制の強化とかいろいろとあるだろうが、監視カメラがあってもそれを見ている人がいなければ無意味だし、チェック体制も無駄に多くしてしまうとチェックせず済マークを入れるとか形骸化したら意味がない。

 

実効性のある対策をやってほしいものだ。