人事異動があり３年間の単身赴任生活が終了し自分の家に戻ることになった。
家に戻ることが決まってからは、結構あわただしい日が続いていた。
今回のタイミングで戻る確率は７０％以上、自宅に戻らなくとも他の地域に単身赴任継続という確率が９０％以上という目算だった。
だから秋くらいから準備しようと思えば出来たわけだが、なかなかそううまく事は運ばなかった。
一言で言えば「断捨離が出来なかった。」に尽きる。
逆にこの半年間でも物が増えまくった。
特に食器関係、タッパー、ビニール袋など特に酷かった。
一人暮らしなら食器タッパーなどダイソーで売っている水切りカゴ１つに入る量で充分だっただろうが、なんと６つ分相当あった。
単身赴任寮が古い物件ではあったが、２ＤＫで１８０ｃｍ幅のシステムキッチンが入り、ＤＫ以外にリビング的なスペースが８畳分ほどあるというような感じだったので、置ける場所があり過ぎたというのも遠因だ。
衣類も同様だ仕事で切るシャツ、所謂ワイシャツの類はいっぱいあって今シーズン着ていないものが大半だ。
特に白いものは着ずに置いておくと襟などが黄ばんでくる。
だから余計着なくなる。しかし捨てていない。という悪循環でどんどん貯まっていった。
肌着なんかもそうだ。昔の綿１００％のフライスや天竺のものと違い、ここ十数年前からは合繊のメッシュなどのドライ＆クール素材のものばかり買っているのだが、ここらへんの素材のクオリティが綿１００％などと比べて劣化しない。
破れたり黄ばんだり、臭ったりすると捨てるのだが、それが気付かない程度の劣化なので捨てられずに溜まっていってしまう。
単身赴任先ではゴミの出し方が面倒くさく、燃やせるゴミ以外は月２回の自治体ごとに分別収集している場所に持っていかなければならず、それも１片が３０ｃｍ以上ある埋め立てゴミはダメとか時間が朝７～８時というようなピンポイントでしか出せなかったので、その曜日は帰省したり、仕事で既に出発している時間だったのでこの３年間でそこに出せたのは、ほんの数回しかない。またクリーンセンターへの持ち込みも有料であったので、ほとんど帰省の時に持ち帰り私の家のある自治体のクリーンセンターに持ち込んでいた。ここは市民であればよほどのものでない限り持ち込み無料だ。これは本当にありがたい。
引っ越しは会社の指定業者を利用できたのだが、引っ越し指定日までに送る荷物をまとめきれず、残りはエスティマ君に積んでいけばいいかという甘い考えで当日を迎えてしまい、大後悔することになる。
引っ越し業者はアート引っ越しセンターだったのだが、荷出しも受取も別の人ではあったが３人態勢でやってくれたのだが、めっちゃ楽だった。
エレベーター付きではないマンションの３階から一瞬で荷物の梱包搬出が終わり、自宅での受け取りも指定場所への配置で楽だった。
食器とかの類がまとめれば先に書いたような量があるとは思っていなかったのだが、他にもこまごましたものが散らばっているとそんなにあると思っていなかったがまとめてみると結構な量だ。
階段で３階から１階に運びエスティマ君に載せていったのだが、みるみる間に社内が埋まっていってしまう。
これやばいぞ、入りきらんかも。という感じになってきてしまい、使いかけのポン酢やサラダ油など容器を燃やせるゴミで出せるものは全て中身を捨てて持ち帰るものの減量を行った。
そんなこんなで全て載せ終ったのが１６時。車内は隙間なく埋まった。へとへとだ。
大物の冷蔵庫、洗濯機、テレビ、電子レンジ、テーブルなどは本当に楽ちんだった。
しかし、これからこいつらの処分が大変だ。
テレビや掃除機は自宅で活用できるのだが、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テーブルなどが使い道がない。
全てハードオフなどのリサイクルショップ（リユースだけど）に持ち込みで売るのか、ヤフオクやメルカリなどネットで売るのかどちらかだ。悩ましいところだ。
前者、後者の違いはショップでの買取り価格は先方の仕入れ原価だ。だから買取り価格は中古市場価格の３～５割となる。
対してネットではそういうショップでの中古市場価格の６～８割の価格で売れるかもしれないが、そこからサイトの手数料５～１５％を引いたものが出品者の収入となる。
冷蔵庫で言うと、ショップ店頭で１２８００円で販売するものの買取り価格はせいぜい６０００円、低ければ３０００円だろう。
しかし、ヤフオク、メルカリなどでは１２８００円で売れるかもしれない。売れたとして手数料差し引きで１００００円強の収入となる。
しかし問題は送料だ。 １１５L容量の冷蔵庫だと送料が８０００円以上掛かる。労力かけて店頭と同じ１２８００円で売ったとしてもショップで５０００円で買い取ってもらった方が後に残るお金は多くなる。送料別として出してもいいのだが、送料がそんな金額になるとは知らず落札してトラブルになりそうな感じもするので送料込みとか送料明示で合わせた総額で判断すると先のような金額が限界だろう。
問題はネット出品するには現状の状態を撮影した写真が少ないこと。高く売れるように出品するには現状の写真がなければ高くは売れないだろう。
送料があまりかからない小物ならネット出品だろうが、ある程度送料の掛かるものはショップの買取り価格次第となってくる。
ショップも今からの時期が一番在庫が動く時期で買い取り価格も年間では一番高くなるだろうし・・・・
悩ましいところだ。
まあ、面倒臭いんで一発で物がなくなるショップ買取りにしようかどうかなあという方に気持ちが傾いてきている今日このごろだ。
来週、どちらにするか決めようと思う。