14日夜に熊本を震源とする震度7の地震が起こったが、当日、翌日の夜までは、震度の割には大きな被害がでなかったなあという印象であった。
しかし16日未明のM7.3の地震(後に気象庁が本震と称する)により甚大な被害となった。
震度自体は前震よりも小さい震度6強であったが、前震でダメージを受けた建物、構造物が本震で追い打ちをかけられ崩落、倒壊というような事態となった。
今回の地震が怖いとことはいくつかある。
震度6を超える頻発する余震。
余震ではなく別の震源の他地域(大分)での本震の誘発。
阿蘇山の噴火
何よりも未知数なのが中央構造線の上で起こった近代史に記録されていない大地震ということだ。
震源が東に移ってくると南海トラフなどを刺激して南海大地震を引き起こしたり、さらに東の箱根火山帯を刺激して富士山噴火などという昔映画であった日本沈没さながらの光景が現実のものとなる可能性もあるのだ。
現地の人の今の最大の恐怖は大きな余震の頻発だろう。
避難所にいても大きな揺れが数十分おきに襲ってくる。
これでは体力的、精神的な疲労がたまる一方だ。
ライフラインの復旧、ボランティアの支援受け入れなども滞っている今、被災地以外の地域での避難民受け入れということも必要なのではなかろうか?
政府、地方自治体には最大限の支援をお願いしたい。
我々もコンビニやスーパーの義援金募金に協力するくらいしかないが、がんばってほしいものだ。