昨年あたりから迷走度が増してきたマクドナルド(関西ではマクドという)。
・レジカウンターからのメニュー表の撤廃
・妙な無料クーポンの連発
・60病キャンペーン
・朝マック景品プレゼント
・廃番商品組み合わせの新商品
・人気定番メニューの廃止
・妙な制服への変更
あげたらキリがないが、この迷走ぶりはまさしく経営トップ、社長の責任と言える。
自分とこの商品を食べたことがない人間が、まやかしの販促の策を弄する。
広告宣伝屋の思考回路だ。
電通?NTT?三菱商事?なんかここらあたりから送り込まれた社長屋なんじゃないかな。
こいつが社長に就任した時はマクドはどん底の中のどん底であった。
はっきり言って、間違った施策をやめれば誰がやっても回復する環境であった。
このニオイはダイエー社長にも言える。
他業種から引っ張ってきてトップに据えるが、食品関係の仕事をしたことがないのに的確な判断ができるはずもなく、低迷を続け、結局は自主再建が出来ずイオンの子会社となった。
ここも色々とやらかしたが、「ごはんがおいしくなるスーパー」のキャッチコピーにはお口あんぐり状態だった。
電通か博報堂が下請けに丸投げしてひねり出したようなキャッチコピー、普通なら経営陣のところで却下されるんだろうが、ツボを知らない異業種人社長らは、素晴らしいと評価 → 大々的に宣伝
というような流れではなかろうか
消費者はダイエーのGMSにSMの役割を期待するのか?
あにょ!
GMSとして再建できなければ意味がないと思う。
SMとしてなら、非効率店舗の閉店、既存店の縮小、ソフトランディングで結局はなくす方向にベクトルが働く。
まあ時代の環境的にもGMSでの再建は難しかったことは事実だが、安易に当時のSM重視の流れに乗ったキャッチコピー過ぎて、非常に気持ち悪かったし、はあっ?って思ったことを記憶している。
ダイエーに脱線してしまったが、マクドには業績回復の余地は十分ある。
既に多くの地方でFSのシェアをある程度とっているのだから、適切な施策を打っていけば必ず業績は回復するはずだ。
いくつか挙げると、
・メニュー表の復活、単品メニューのわかりやすい表示
・値ごろの新商品開発(最近の新商品はプライスポイントを外している)、客単価ワンコインベース
・わかりにくい販促の廃止
・レジ待ち解消のためのPDAやスマホなどからのプレオーダー、キャッシュレス決済などの新システム導入
これだけやるだけで5%は確実に回復するだろう。
さらに付け加えて言えば、社長交代すれば10%はアップするだろう。
しかし、ここまで嫌われている社長も少ないのではないか?
ネット上では早く辞めろという意見が飛び交っている(私も書いているがwww)
こんな社長の暴走を止められないマクド自体にも問題は大きい。
取締役は広告宣伝屋に占められてしまい、真のFS業をわかっている人間が経営に参画していないのが問題だ。
これはFS業だけではなく色んな業種に言えることだ。
本業の本質がわかっていない人間がトップになる。
そして、色々とやらかずが歯止めが利かない。
業績が落ち始める。 あせる。 何か対策はないのか?
広告屋に丸投げ。 下請けに丸投げ。 トンチンカンな対策が出てくる。
迷走。そして瞑想。
そしてご臨終ってな流れになるんだろうなあとマクドの一連の流れを観察していて痛感した次第だ。