この前出張で新幹線に乗って上着を引っ掛け着席しシャツを整えた際、何か襟元に違和感を感じた。どういうわけかシャツのボタンダウンのボタンが縫い付けられている生地が破れて穴があいてボタンが襟のほうについている状態となっていた。
時間には余裕があったので、駅についてからどこかで買おうと調べるとユニクロが駅にあることがわかったのでユニクロで買うことにした。
店内にはいりシャツを見ると小型店のため、アイテム数は限られていたが、いいなあと思うものがあった。
一つは汎用性のあるロイヤルオックスの白のワイドススプレッドカラーのシャツ、そしてファインクロスのさらっとした生地のワイドスプレッドのブルー地にピンストライプのものが目にとまった。
最近、クールビズでボタンダウンばかり買っていたので、久々にワイドスプレッドも欲しいなあと思った。
見た感じ鎌倉シャツそっくりの出来栄えだ。
価格はユニクロお得意の1着2990円、2着4990円のバンドルだ。
今は1着しかいらないのだが、どうせだしと思い2着購入した。
購入しトイレで白のロイヤルオックスの方に着替えたのだが、どうもネクタイを締めると襟元がしっくりこない。次の日ブルーのストライプの方を着たのだが、やはり襟元がしっくりこない。
平面的なのだ。
鎌倉シャツであれば襟にプラスチックのプレートを入れてもいれなくても、また、ネクタイをしてもしなくてもきれいなスタイルになるのだが、ユニクロのシャツはどうも平面的でべちゃとした感じて、プレートを入れると襟がピッと張らず、しわができる。
惜しいなぁ。もう少しなのに。
生地の手触りや質感は十分合格点だ。
しかし、シャツで襟のスタイルが決まらないと、いくら生地がよくても台無しだ。
丁度2着で鎌倉シャツ1着と同じくらいの価格なのだが、満足感は全く違う。
鎌倉シャツは着ているだけで、なんかワクワクする。
難点はイージーケアでないところ。
本物にこだわって樹脂加工した生地は使いたくないのだろうが、やはり毎日シャツを洗濯しなければならないサラリーマンにとっては洗濯機で洗えるというイージーケアも重要である。
鎌倉シャツにはイージーケアの商品リリースを望む。
そして、ユニクロにはもう少し勉強してもっといいものを作ってくれと言いたい。
柳井さんが今着ているのはユニクロ製ですと胸を張って言えるような商品ができれば、それこそ最も効果のある販促ではなかろうか。