太陽の寿命はあと約50億年といわれています。50億年後には、太陽は膨張し赤色巨星になって金星を飲み込んでしまいます。地球は灼熱地獄となり、地球上の生命体は絶滅します。その後、太陽は収縮し、白色矮星となり次第に温度が下がり、低温の黒色矮星になって恒星としての終焉を迎えます。その密度は、サイコロの大きさでたとえると、40万キログラムというとてつもない質量密度の天体になります。太陽クラスの大きさだと、中性子星やブラックホールにはなりません。

太陽の寿命である50億年後には地球上の全ての生命体は確実に絶滅するのです。このことが現代天文学でほぼ確実と分かっていながら、何故、人類は日々、勉強し、仕事をし、新技術を研究開発し、みな一生懸命に生きようとするのでしょうか?
50億年後には確実に地球上の生命体は絶滅するのです。人類以外の生命体には知性がないので分かっていませんが・・・

スタートレックのように、ゼフレムコクレーン博士が半物質を使用したワープ航法を開発し、ワープ5で航行できるのならMクラス(人間が生存可能な規模環境の惑星という設定)の惑星に移住することも可能でしょう。また、バルカン人が既に地球に来ていて、地球滅亡前に他の惑星に移住できる技術を伝授してくれるのなら、ノアの箱舟のごとく地球滅亡前に移住することは可能です。バルカン人いわく、地球人をディープスペースに行かせるのは、まだ時期尚早とのことです。なぜならば、現在の地球人は感情を制御できずに、争いや戦争を地球外生命体と起こす可能性があるからです。実際に、地球上のあちらこちらでいまだに戦争を起こしています。




富士山五合目に行った際には、是非、夜空を眺めてください。美しいミルキーウェイ(天の川)を見ることが出来ます。我が銀河系を天の川として内側から見ることが出来ます。銀河とは渦状の無数の恒星の集まりで、その中心は巨大ブラックホールではないかといわれています。無数の恒星の求心力となり得るのは、巨大ブラックホール以外には考えられないからです。地球から見ると、いて座付近が銀河の中心方向なので、天の川がより濃く見えます。地球は、直径約10万光年といわれる銀河のほんの片隅に存在する太陽系の一惑星です。




では、銀河の大きさの話をしましょう。
光にも光速といわれるように、速度があるのです。光速とは秒速30万キロメートルで、よくたとえられるのが1秒で地球を7周半する速さです。1光年とは、光の速度すなわち光速で一年かかる距離のことです。1光年という距離は約10兆キロメートルです。銀河の大きさは約10万光年といわれています。光の速度で、銀河の端から端まで行くとなると10万年かかるという意味です。距離的には、10兆キロメートル×10万年ということになり、時間的には光速で10万年かかるということです。これを天文学的数字というのです。地球から太陽の平均距離を1天文単位といいます。天文単位や光年という単位を使わないと、銀河や宇宙の話はできないのです。

我が銀河のお隣の目視可能な有名なアンドロメダ銀河(星雲)でさえ、239万光年のはるか彼方の距離にあります。地球上で今見ているアンドロメダ銀河は、実は、239年前の姿なのです。現在のアンドロメダ銀河の姿を見ているのではないのです。239年前の過去を見ているのです。これは、光にも速度があるからです。地球から最も近い恒星であるケンタウルス座のアルファ星までの距離は約4.3光年といわれています。4.3光年というとロケットで近い将来行けそうな気がしますが、距離的には、10兆キロメートル×4.3年ということになり、時間的には光速で4.3年かかるというこです。4.3光年とは、地球を10億回(7周半×60秒×60分×24時間×365日×4.3年)周回する距離です。





朝起きるのがつらくないですか?
一仮説ですが、人類は地球外生命体であるという説があります。
これは人間の一日の生活周期(体内時計)が25時間であることによります。地球の一日の時間は24時間周期で1時間のズレがあります。この1時間のズレが、人類は地球上で進化した生命体ではないという仮説の背景になっています。この説以外にも、人類は地球外生命体であることの可能性が否定できないのです。ダーウィンの進化論が人間だけにはあてはまらないのです。チンパンジーの次にいきなり人間に突然変異しているのです。もし、チンパンジー→アウストラロピテクス→クロマニョン人という進化の過程をたどっているのなら、なぜ彼らの存在痕跡が大量に出てこないのでしょうか。ミッシングリング(失われた輪)といういまだに解明できない謎です。進化論による輪が、チンパンジーと人間の部分だけがどうしても繋がらないのです。人類は地球外生命体であると考えれば一応解決がつきます。地球以外の他の星系にも生命体がいるということにもなります。この広大な銀河に、また広大な宇宙に、唯一地球だけ生命体が存在すると考えること自体がむしろナンセンスなのです。

では、人類はどこから来たのでしょうか?
また、何故、地球外生命体が地球にやって来ないのでしょうか?
既に地球外生命体が来ており、アメリカ、NASAとはコンタクトをしているのでしょうか?

ビックバン理論を提唱した、スティーブンホーキング博士のビックバン方程式にも、定数として「神」が出てきてしまうのです。ビックバン以前の「無」の世界の説明がつかないのです。天文学は非常に面白い学問です。しかし、いずれ人類が直面する学問でもあるのです。50億年先のことといえども、無関心でいてはいけないのです。

宇宙にロマンを馳せていると、「人間とはなにか?」という疑問が必然的に沸いてきます。現代と江戸時代とを比べてみてください。たかだか、約四百年という短期間で人類の技術・文明は飛躍的な進歩を遂げてきました。二千年後、一万年後にはどうなっているのでしょうか。人類が生存できる地球環境が継続するのであるならば、想像もつかない技術の進歩を遂げていることと考えられます。人類の可能性は未知数です。ただ、現代の人類は、まだまだ未熟未発達な原始的生物だということを忘れてはいけないのです。感情を制御し、抑制することが出来ないのです。結果、犯罪や戦争が起きるのです。

現代科学では、人類は、太陽の終焉とともに滅亡します。ビックバンにより現在膨張し続けている宇宙が、いずれ収縮し始めるという説もあります。
もし、人類滅亡を免れたとして、いったい人類はどこに向かっているのでしょうか?
人類の生存目的とは、なんなのでしょうか?

ソクラテスやプラトンは、資産家生まれで働く必要がなかったので、生涯哲学に没頭することができたのです。現代人のほとんどは、日々の仕事や生活に追われ、哲学どころではありません。果たしてそれでよいのでしょうか?
たまには、宇宙にロマンを馳せて、哲学に没頭してみてはいかがですか?

(参考)
中学生のときに天体観測をしていたら、そこには無いはずの2等星くらいのオレンジ色の星(点)がありました。絶対にあり得ないので眺めていたら、突然、ジグザグにかなり早いスピードで動き始めました。瞬間移動もしていました。その後、何度かジグザグに動いて瞬間移動をし、消えてしまいました。5分間くらいの出来事だったと思います。人工衛星の観測をしたことがあるので、そうではないことは分かっていました。気象台に電話をしたら、「僕ね。それはUFOではないよ。気球だよ。」と言われました。気球が、夜空で2等星なみの発光をして、ジグザグに動いたり瞬間移動するはずがありません。それ以降、オレンジ色の点が気になり、毎夜ベランダで横になって夜空を眺めていました。すると、約一週間後に、また同じ現象が現れました。これが地球外生命体によるものではないならば、人類が密かに行っているなんらかの秘密実験かもしれません。