この32日間の打ち水期間にも、目まぐるしい日々の中、心を豊かにするためにも、時間を作り、映画を何本も観ていました。

 

そんな中にあって、心に残る作品は、女優の卵とジャズピアニストの恋のてん末を、華麗な音楽とダンスで描いた、「ラ・ラ・ランド」でした。

 

 

生活のために売れ線のバンドに加わるセブと、才能の限界を感じるミアが、妥協を突きつけられる2人の揺れる心情の切なさから、紆余曲折の末、かなった夢とかなわなかった夢、逃した幸福とつかんだ幸福、誰もが経験するであろう人生の忘れ物が走馬燈のようにかけめぐるラストの15分間に、心が奪われました。