昨日の夜に、1時間ほど閉店時間を早め、店のお客様にお料理をお作りした後、店を、妻と手伝いに来てくれていた三女に任せて、新宿バルト9に向かいました。

 

3日の土曜日から劇場公開されていて、公開4日目にようやく拝見できたその作品は、「ボブ・ディラン/我が道は変る 〜1961-1965 フォークの時代〜」、ボブ・ディランのフォークシンガー時代に焦点を絞ったドキュメンタリー映画です。

 

 

2016年秋、ノーベル文学賞に輝きブーム再燃となったボブ・ディラン。

 

僕は、その2年前に来日した時に、実際、そのライブを体感しているのは誇り、店には、ビートルズファンでもありながら、それよりも、ボブ・ディランが1番好きだという、馴染みにお客様に、この映画が公開されることを、僕が知っていて、そのお客様にお話ししたら、公開初日に行かれると聞いていて、そろそろそのお客様が、食事にお越しになる頃ですので、そこで、この映画のお話ができるだろうからと、昨日観てきました。

 

ということで、予想通り、今日のお昼過ぎに、そのお客様が、お越しいただけ、ボブ・ディラン

のそのお客様視点での、当時のことをお聞かせいただいたりして、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

今作は、1941年にミネソタで生まれたボブ・ディランが、1962年にデビューアルバム「ボブ・ディラン」をリリースし、その後ディランは、知名度を上げ、数々のヒット曲を放つことになるのだけれど、「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」までのアルバム、「ライク・ア・ローリング・ストーン」をはじめとする名曲の誕生の背景など、それらがどのようにして生まれたのかに、当時の彼を知るミュージシャンたちへのインタビュー、ディラン研究の権威の分析などを通して迫っていました。

 

なので、ボブ・ディランのドキュメンタリー映画ですので、この作品のことを、僕が、お書きするのも野暮ですので、現在公開されている劇場の今作の内容の一部を、以下、紹介します。

 

『 ディランを、学ぶ。 始まりは、1961年 初冬のニューヨーク。稀代の名曲「風に吹かれて」「時代は変る」は如何にして誕生したのか?

 

斬新な歌詞・他者に無いカリスマで、デビュー後まもなく世界を席巻し、フォーク・シンガーの象徴となったディランの原点、不滅のフォーク時代の名曲とアルバムを、時系列に追っていく、これぞ至福の2時間。

 

1950年代中盤のロックンロールに熱狂した若者たちはやがて大人になり、自らの文化に根づいた音楽を求めるようになった60年代初頭、「モダン・フォーク・ブーム」が巻き起こった。伝統音楽に触発され、独自の詩を書き、政治的主張をギターに乗せて唄うスタイルは、後に続く者たちへ多くの影響を与えた。その一人に過ぎなかったミネソタ州出身の青年は、憧れのピート・シガーやウディ・ガスリーを追い求め、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジへ向かった…。
本作は、フォーク・ソングの歴史と代表曲、ディランのデビュー作から第5作「ブリンキング・イット・オール・バック・ホーム」、そして「ライク・ア・ローリング・ストーン」まで、幾多の名曲に秘められたエピソードを解明していきながら、時代と共に変貌していくディランのフォーク時代に迫るドキュメンタリーである。


 出演者は、モダン・フォーク・ブームの渦中、ディランと共にグリニッジ・ヴィレッジの日々を過ごしたエリック・アンダースン、マリア・マルダー、トム・パクストン等、我が国でもお馴染みのシンガーたちに加え、ディラン研究の権威たちが独自のディラン論を次々に披露している。監督は「ブライアン・ウィルソン/ソングライター」2部作で、刻一刻変貌していく音楽シーンを俯瞰視しながらも卓越した構成力で見事に集約した、音楽ドキュメンタリーの達人=ロブ・ジョンストーン。』

 

以上です。

 

その映画に描かれている時代は、僕が生まれる数年前、その当時の時代背景やディランの曲作りでのその創造力やその先の、人の心の普遍性に辿り着いた名曲の凄さに、ただた圧倒されるばかりでした。