昨晩、次女が、大学の研修旅行で、ギリシャに旅立ちましたが、先月のバレンタインデーに、次女からプレゼントしてもらった、DVDプレーヤーで、映画を少しずつ、時間を作り、観ています。

 

紹介する、最初の作品は、アメリカとメキシコの国境で巻き起こる麻薬戦争の闇を、リアルに描いた、「ボーダーライン」。

 

 

メキシコ麻薬カルテルを撲滅すべく召集された女性FBI捜査官が、暴力や死と日常が隣り合わせの現実を目の当たりにする姿は、ある意味、衝撃的でした。

 

麻薬カルテルとアメリカ合衆国DHS(国土安全保障省)との壮絶な戦い。

 

メキシコの都市フアレスでは、想像を絶する地獄、周りには首なし死体が放置され、日々、銃撃の脅威と、買収された地元警官によって身の危険にさらされ、凶悪には凶悪の姿勢で対峙するしかない、腐食しきった犯罪現場、そこには、負のスパイラルが存在する。

 

毒をもって毒を制するDHSのカルテル打倒策、正義とは何かなどと言葉にできない世界を、今作は、全編にわたり、圧倒的な臨場感を持って、見事に描かれていました。