今発売されている週刊誌に、江原啓之さんと東大医学部教授・東大病院救急部集中治療部部長の矢作直樹さんの対談記事があり、とても興味深い内容です。


そのほんの一部を抜粋。


江原 『 本来誰にでも霊的感性はあるのに、現代人は霊的なものに感応する力を自分から封じているように思います。おカネやモノ、肩書、学歴といった物質的な価値ばかりが喧伝され、祈ることを忘れてしまった。私はそのことが、自然界にもものすごく影響しているのではないかと、懸念しているんです。』


矢作 『天変地異ですね。間違いなく、影響があるでしょう。 』


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江原  『 もちろん、災害に遭われた方々に罪があるわけではないし、恐怖をあおりたいわけではありません。私が伝えたいには、「国民みんなで少しでも気付こう」ということです。いまの世の中はすべてが氾濫している。モノが氾濫し、心が氾濫し、収拾がつかなくなっているんじゃないか。そこをどうやって我に返るか。 』


矢作 『 仮に一万歩譲って、人間の心と天変地異に因果関係がなかったとしても、起きたあとに気が付かなければならない。いまの世で本当に良いのか。良くないとすれば、どう変えていければいいのか。一人一人がそこに気付けば、だいぶ違うと思うんです。 』


江原 『 日本人が霊的な民族であることは、初詣を見ればわかります。あれだけ多くの人が、正月になると一斉に初詣をする。これはよき伝統です。でも最近は、単なるイベントになってしまっている。 』


矢作 『 本来、神に感謝する場であって、願い事をする場ではないですからね。 』


江原 『 だから、初詣で、「おカネが儲かりますように」なんて願うのをやめて、八百万の神に感謝し、日本の、世界の平和を祈る。国民全員がそれをやれば、必ず何かが変わります。 』


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ほんの対談の一部分ですが、人の心と天変地異、なんとなく薄ぼんやりと感じていたものが、こうもはっきりと言葉になっているのは、とても痛快でした。