ここ何日か、カウンターに1人で座り、食事をされるおばあちゃんが、3人ほどいらっしゃいました。


おばあちゃんだけに時間があるので、僕が手が空いていると、いろんな話をしてくれます。


その1人。


「私は、かつが好きではないんだけど、駅前のマッサージに月1回来るの。歩きながら、たまには食べようと、入ってみたの。本当に美味しゅうございました。また来ます。お釣りはいらないわ。」


もう1人。


「こういうところは、自分で責任を持って吟味してやっている。ああいう(大型店に入っているようなチェーン店)は、雇われて出せばいいやみたいな雑なところがある。この前もがっかり。まるとしさんは、昔から美味しいのは分かっているから、安心。安くて、美味しいわよね。」


さらに、もう1人。


「たまたま休みみたいだったから、他の店に行ったの。そこ、不味くて、お金返してほしいと思った。どれだけ不味いか、1度食べに行ってみたら。」


だんだん、発言が過激になっているようですが、3人は、みんなまったくの別人です。


でも、思っていることは、一緒みたいで、僕の店に、頑張って、いつまでも店を続けてほしいということみたい。


大変だけど、用事がない限り、休憩時間も取らず休まない、あてになるからだよね。


そんなおばあちゃんたちが、ふらりと寄ってくれるよう(1人で来て、気に入って、友達をたくさん連れてきてくれることも度々)、今日も頑張らないと。