何が違う?「とんかつ定食」と「ロースかつ定食」 | 1000円以内!東京とんかつ食べ歩き

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とんかつは安くなけりゃあ、とんかつじゃない!!
東京都内の旨くて千円以内で食べられるとんかつ屋の食べ歩きルポ。
名店といわれる店から、街角に埋もれた庶民派の店までくまなく食べ歩きます。
とんかつを愛するが故、時には容赦無く斬り捨てゴメン!VIVAとんかつ!

とんかつ屋といって、メニューはさまざまだ。ロースもあれば、ヒレもあるし、メンチがある場合もある。

ロースかつ定食も上とか特上とか、厚切りとか様々だ。そんな時にふと見かけるのが「とんかつ定食」というメニューである。

 

ロースかつ定食は当然ロース肉、ヒレかつ定食はヒレ肉なわけだが、「とんかつ定食」とはなんなのか。

 

ロースなのか、ヒレなのか?

 

実は、「とんかつ定食」の明確な定義というのはないのだが、だいたいの店においてはこうである。

 

ポイント① ロース系の肉である(ヒレ系であることはまずない)

ポイント② 「ロースかつ定食」より安い。

 

そのほか、“ランチのときだけある”というものある。

 

さて、いろいろな店でヒヤリングした結果、結論はこうである。

 

   「ロース肉の安い部分をつかったものが、とんかつ定食である」

 

ロース肉とは、ご存知の通り豚の背中側の肉なのだが、一口にロース肉といっても高い部分と安い部分に分かれる。肩ロースに近いところが高級で、モモに近い部分が安くなる。このモモに近いロース肉を使っているのが「とんかつ定食」の正体なのである。

 

なので、ちゃんとしたロース肉だ。いつも出しているロース肉の安価版を出すにあたり、“並ロース定食”にしてしまうと、どっちが高いかわイマイチわかりづらい、ということから慣習的にこうなったのだろう。