まあ、ヒドい映画ですｗｗｗ
真面目に見なくてよい。観るだけ損ですから。スマホいじりながらでも観てください。
あたかもジャッキー・チェン主演のように言われてるけど、実際はおっさんのジミー・ウォングが主演。
このジミー・ウォング、知らない人も多いだろうが、かつての香港映画界を仕切っていたドンである。
プロデューサーも務め、もう本当に芸能界のドンですよ。
なので当然香港マフィア的な人との付き合いもあるわけで。
なのでジャッキー・チェンでさえ、コイツには頭が上がらなかった様子。
なんなら、一度不義理をして、業界から干されかかってますからね。
で、この映画ですけど、面白くはないです。
昔の香港映画に辻褄とか、合理性とか求める方が野暮なんですが、この映画はいかんせん、「実はあの人が悪役でした」というヒネリを加えているので可愛くない。
ヘンにカッコつけてるんですよ。
ま、当時の香港映画は脚本がなく、その場その場で話を思いついては撮影していたので、本当に話はメッチャクチャです。
もう、矛盾だらけ、不審点だらけ。
後半に一応のどんでん返しがありますが、それをやっちゃうと前半の展開が説明つかなくなるけどいいの？
お話はいつも通りめちゃくちゃでツマんないのに、アクションもヘボいのは看過できんわな。
つーのも、ジミー・ウォング、別にアクションスターじゃねえから。ただの一般人だからｗｗｗ
なので、コイツのアクションは観るに値しない。本当に野暮ったいだけ。なんかね、ロジャー・ムーア時代の００７みたいなアクションです。忖度というか、気を使って戦闘シーンやってるみたいなね。
あと、このジミー・ウォングというジジイがやたらとナルシストで、とにかく主人公が超有能。武術は最強だし、敵がどれだけ策略を練っても「すべてお見通しだ」ですからね。なんなん、お前。
さらに、コイツが持ってる武器が映画冒頭からフリになってるんです。
とんでもない武器を持っていて、それを使うととんでもないことが起きる、みたいな。
で、最後にその武器が姿を現すんですが、ただの棒の両端にトゲトゲボールがついてるだけ。
まあ、そのボールが鎖でシューっと伸びるというか飛び出すんです。
なので、武術道具というよりも、ただの飛び道具です。なんなん？ｗｗｗｗｗｗｗ
さらに、最後はジャッキーとの一騎打ちなんですが、これがまあ、あのねー。
いきなり場面転換して夜になって棒が何本も立ってる足場の悪いところで戦うし、最後に必殺武器を天に向かって花火みたいに打ち上げて、それがヒューっと落ちてきてジャッキーに命中して死亡。
なんなの？これ。マジメに作れよ！